テーマをそろえる

 基本的に何かを作るといった作業においてはテーマが必要になる。昔から言われてきたことであるが、僕は若い時はあまり納得ができなかった。テーマを絞ってしまうとやりたい事が出来ないのではないかと思っていたからである。しかしながら実際にはあれもこれもと要素を追加すると、何が言いたいのかが分からなくなる。何でもかんでも表現しようとするとごちゃごちゃとして何が重要であり、重要ではないのかが整理されてないためだ。

 とはいえう要素を絞り過ぎると今度はあまりにも簡素になる。こうなると味気なく、装飾が少なすぎる為に伝わりにくいことがある。重要な部分のみだけだだと背景や重要な部分がどうして重要なのかの前提条件がわからないためである。

 こうした事から、重要なテーマを絞ったら、今度はそれをサポートする要素を割り出してやるのが一番分かりやすいということになる。これは全てにいえるだろう。ごちゃごちゃとしたものよりも、整理されているものが好ましい。そしてどの様なものなのかが明確に分かるものの方が、たとえどんなものであっても分かりやすいのだ。

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