大学での勉強のこと
こうして入った大学は未知が多くあった。何よりも初めはどのようなシステムが分からなかった。大学の勉強の方法は、今までと違って単位せいであり、色々とはじめは困惑した。普通の大学と同じ四年生であり、内容も同じようなものなので卒業までには一年あたり30ぐらいとらなければならない。高校のような時間がきまってテストがあるというような形ではないので、いつ課題を出すのかは自分次第であったし、一つの課題を出すのにも結構時間がかる。これらの事が自分にとってはとても新鮮であり、非常に楽しいものだった。
高校までの勉強というのはどちらかというとやらされている感が強いが、大学での勉強は自分で選び、己の意志で学ぶという面が強い。そのため取り組む事に対する姿勢がまったくことなる。また同時に課題ごとにコメントが丁寧に書かれているので、それが非常にやる気につながった。少なくとも高校の時でみてきた意欲のない教師というような人間ではなく、教師側も楽しそうに行っているのが分かる為、こちらとしても勉強が楽しくなるというものだった。またイベント自体も私の知らないことが通知されるので、己の狭い世界を広げることに繋がりやすい。
自分が今まで経験した事と、こうした環境から考えるにやはり学ぶというのは贅沢なものなのだろうと改めて思ったしだいだった。少なくとも、こうして専門的な人間が多くいて質問もできる環境はそうそうない。またそうした場所で失敗を簡単にできるというのは社会に出るとそうそうない。こうした場所は非常に稀有なのだ。
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