第5話
言い訳ないだろ!!!!
「もう、我慢の限界だ! なぜ、君は画面から出てこれないんだ! なぜ、周りのカップルと同じく、手を取り、匂いを嗅ぎ、唇の柔らかさを体験できないんだ! こんなの、理不尽だ!」
「何故、怒っているの?」
「何故って、それは君が画面から出てこれないから怒っているんだ!」
「画面から出てこれないと恋じゃないの?」
「うるさい! うるさい! もう、金輪際、君の顔は見たくない!」
僕は怒り心頭怒髪天だった。衝動のまま、アプリを落とし、彼女をアンインストールした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます