** あとがき、みたいなもの **


というわけで2020/09/04から2020/12/24まで約3か月。


〝夏・流星・鵺の啼く〟

週刊連載でしたが休載などもせず無事に完結できました。


最後まで(ほぼ)リアルタイムで追ってくださった読者の方に感謝を。

レビューやコメントくださった方にはさらなる感謝を。


もっと長く続く方が昨今の流行なのだろうなーとは思いつつも流儀ではないので。

このような形でケリをつけさせていただきました。


年明けには新連載をまたやりたいと思っていますので、そちらも是非に。







―――以下、本編ネタバレを含む話―――









週刊連載かつ、プロット無しでのアドリブ戦ということで(そうだったんです)。


色々綱渡りな部分もあった、みたいな裏話を軽く。



まずちょこちょことコメント頂いていたんですが、

「イズルがヒロインだよね?」という感想(特に序盤)


「はい」(そうですね)


「はい、いいえ」(当初はそういう予定でした)


そもそもTwitterの相互さんとの雑談でボーイ・ミーツ・ガール書くぞ!

というところから始まった夏鵺なのですが。


当初イメージしていたのは「イリ〇の空、UF〇の夏」という有名なライトノベル。

なんなら仮題が「イズルの夏、鵺の啼く夜」だったというあたりがもう・・・・・・。


そしてイリ〇の空をご存じの方ならわかると思いますが、はい。

イズルのポジションが完全にヒロイン枠です本当にありがとうございました。


ぶっちゃけ1章3話序盤あたりまで私としても完全にイズルがヒロインでした。

(そのつもりで書いてました)


事故ったの3話中盤のイェーナとツカサの会話あたりで作者が血迷ったせいです。

イズルほんまごめんな。



ループもので行く、という設定は当初からあったので、まあ。

イズルがヒロイン仕草をちょいちょい見せるのはイズルルートの匂わせです。


渥美さんが「そっかー今回はイェーナちゃんルートかー」とか言ってたのは完全に作者の本音が漏れてるようなあれです、この作者馬鹿なの?




とはいえそういった事故を起こしつつも計画的にやってた伏線の仕込みもあって。


吾続家には「漢字一文字」その女性陣には「色の名前」の縛りが入っています。

2章5話で勘のいいひとはサクラの素性にピンと来たかもしれない? どうだろう。


はい、サクラ(桜色=ピンク)と、エニシ(縁=みどり)ですね。

※厳密には違う字なのはわかっててやってます、エニシの命名はイズルです。


そんな感じで序盤から、いろいろな仕込みがあるので読み返すとおもしろいかも。

めんどくさい? はい。


わざと明言を避けている部分もあるのでここはもしかしてそういうこと?みたいな。

そんな楽しみ方をするのもいいかもしれません。



Q:フタバは何? なんで出て来ないの?


A:そういう役回りだからです。

(あと登場人物が増え過ぎると読む上でめんどくさいからです)



ループのルール周りは結構質問を頂いたりしています、わかりにくくてすまん。

なるべくわかりやすくしたつもりなんだけどなー・・・・・・。


尺の都合で鵺2~6号戦とかカットしてるのも結構見たいみたいな感想があったり。

あの辺、鳥船文書に沿って消化してるだけなんで楽しいのかなあ、どうだろう。


機会があればフル尺版とかリメイクしてみたいですね。

細かいミスとか調整して。


ミスと言えばイェーナのギター、周回で持ち越せないの普通に忘れてしまってて。

4巡目でサクラが持ってたやつは精巧なレプリカです、すいません。


そういう事にしといてくださいお願いします。ほんとやらかしたんです。

週刊連載で次の話まで公開済みだったから修正利かなくて死ぬかとオモタ。

気付くのが遅いんだよなあ。


ぶっちゃけますが。

オルトルートが知らないだけで3巡目、イェーナとサクラは仲が良くて。

イェーナの死後、遺品としてギターをサクラは貰ってるんですね。

そして傷痕を記憶するくらいには愛用してたという話で。


4巡目には持ち込めないのでギターはEigisの能力応用で作ったレプリカです。

そういうことで。



ではでは、新連載の方でまた。


2021/12/23追記

 誤字報告をいただいたの修正しました





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