謎のオプション「？？？」を取得したらレベルも魔法もスキルも消えました（修正中）

第12話 夏風の女神って.....（side ライラ）

今日は正人君と別行です。そんな私は、いまショッピングに来ています。

リンナさんからお金をもらったので好きなものが買えますが何を買えばいいのでしょうか？

「本屋で本を買おうかな？でもおしゃれとかしてみようかな！う～ん悩むなぁ」

一人でうんうんと悩んでいると別行動していた正人君がいました。別行動したのでなんだか会うのが恥ずかしいです。近くで観察しているとリンナさんが叫び始めました。頭でも打ったのかな？

そのまま見続けていると赤髪の女の人が来ました。髪の色以外リンナさんとそっくりです。姉妹でしょうか？

気になって見続けていると急に声をかけられました。

「おい、そこの娘さんよ！久しぶりじゃねーか！がっはっは！！！」

温泉掃除のときにで出会ったドワーフ神です。思いっきり私の肩を叩いてきました。痛いです。

「何をしてるんだ？おお！あいつらか久しぶりに見たなぁ」

私の見ていた方向をドワーフ神さんも見て言いました。

「あの二人は姉妹なんですか？髪以外そっくりですけど？」

「いんや？あいつら二人は同一人物さ元は風の神だ。とある神に何かをやられたらしいぞ？本人たちは気づいてないっぽいがな」

「？教えてあげないんですか？」

「教えたさ。でも信じやしねぇ。」

そんな話をしていると正人君が赤髪の子に手を引かれ動き始めました。なんかもやもやします。

「あ！どこかへ行きましたよ！ついていきましょう！」

ドワーフ神は首を振る。

「いいや、つけるのはここまでにしとけ。お前さんもあいつを追跡するために別行動してるわけじゃないだろ？俺の工房に来いや。いつかのお詫びにお前さんに剣を打ってやろう、鍛冶の神直々に打ってやるから感謝しろ！がっはっは」

ありがたい！神様が造る！剣すごく強そう。

「あの！私と一緒に掃除をしていた彼の分もお願いできませんでしょうか？」

「まぁいいけどよ、神界の素材は使えねぇぜ？あたりまえだけどよ」

「はい！大丈夫です！作ってもらえるだけありがたいです。」

「じゃあついてきてくれ」

「はい」

ドワーフ神さんについてたどり着いたのは、大きな工房でした。工房に付くとドワーフ神さんは私の周りをくるくる回り始めました。私の体の採寸を図っているみたいです。

「おっといけねぇ、自己紹介してなかったな。俺はダリウスだ。よろしくな」

「私はライラです。短い間ですがよろしくお願いします。」

「おうよ！どんな形の剣が良いか？かレイピアか？片手剣か？刀ってのもありだな」

「う～ん、片手剣でお願いします。」

「あいよ、お前の相方も片手剣にさせてもらうぜ」

「しばらく待っててくれ。そうだ。ここにある素材好きなの一つだけ入れてやる。ドラゴンの爪か鱗、精霊の涙、どれがいいか？」

「精霊の涙でお願いします。」

「おお、いいもん選ぶじゃねぇか！！魔力伝導率が桁外れに高いもんだ。魔法を使うならそれを選ぶのが正解ってもんだ。」

どうやら私は正解を引いたらです。やった

完成するまでの時間暇だったので魔法の練習を始めました。

『ファイアーボール』！『アイスボール』

数時間あそんでいるとダリウスさんから声がかかりました。

「はい？なんですか？」

「おうよ！できたぞ！試し振りをしてみろ」

私は何度か振ってみた。手にぴったりと合う

「最高です。ダリウスさん！」

「よしよしいい感じだな！そいつは持って帰ってくれ、お前さんの相方の分は後日持って行ってやる」

「ありがとうございます。よろしくお願いします！」

新しく手にした剣をダリウスさんの鍛冶場の前で振って練習した後私は家に帰るのであった。