第2話 取得されてないじゃん(修正済み)
ライラ (人間)
レベル 1 (0/100)
魔力 (1000/1000)
スキル;なし
変換ポイント1000 P
称号:(抜け殻)(記憶喪失)
記憶喪失...最初に見た時から反応が薄い子だと思っていた。記憶がなかったからか今から行く異世界でもまともに生活できるかわからない。
最低限の環境ができるまで俺がフォローしてあげないと。
俺のポイントは転生ポイントと書いてあったが彼女のポイントは変換ポイントだ
何を変換したポイントなのだろうか?大体は予想が付くがあまり使いたくないな。
彼女の称号には(記憶喪失)があったおそらく記憶をポイントに変換してしまったのだろう。
ポイントを使ってしまえば記憶は戻らないかもしれない
「ライラ、君の交換できるポイントは変換ポイントって書いてあるけどその変換元は君の記憶なんじゃないか?使ったら戻らないかもしれないぞ?」
「うん。」
ライラはしばらく考え込んでこう言った
「そうかもしれない、でも異世界に行くなら身を守るための力が欲しいな、変な人に襲われるかもしれないし、だから元が記憶でも使う。戻らなくても仕方がない、と思う」
何となく今なお、上裸の俺に向かって変な人と言ってきた気がするが聞いてしまえば傷つきそうだったので聞くのをやめ服を着た。
「わかった、でも一応少しだけポイントを残しておこう少しでも何か思い出せた方がいいだろ?」
「うんお願い」
首をこくこくと何度も降りかわいらしく小さくうなずく。
まず取得できるスキルを確認するそして彼女の要望に沿ったものを選び始める
鑑定などのスキルにはレベルがあるようだ。だがポイントを振って取得できるものはレベルX おそらく最高ランクだ。マスター系統は技術面が向上するらしい
鑑定 X (50P)
魔力増加 X(50P)
使用可能魔法1つ追加(50P)×7
スキル成長率倍加(150P)
武術マスター(100P)
魔術マスター(100)
計800Pだ。使用可能魔法は火、水、風、闇、光、の基本魔法に加え空間魔法、召喚魔法だ、ちなみに召喚魔法は本人の希望。ペットが欲しかったようだ
「これくらいでいいだろうこれでも十分強いと思う。一応魔法が使えない状況でも身を守れるよう護身系の物も入れさせてもらった。これなら俺と別れた後も安全だろ?一応ポイントも残ってる」
「そうだねいいと思うよ。余は満足じゃ」
見るからにドヤついている顔を見ながら可愛さのあまりつい頭をなでてしまう
はわわぁサラサラの金髪かわえぇ など考えていると顔を真っ赤にしながらうつむいてしまった
やらかした、気まずい
「さ、さーてと俺もスキル選ぼっかなどれがいいかなー」
気まずさをごまかすため取得可能なスキル一覧を確認する。
とその瞬間ふと目に入った、スキル一覧からはみ出した部分に記されていた
[????](1000P)
なんだこれ!!!ポイントが高い物は往々にして強いと相場が決まっている。
「うーん、どうしようか?」
1時間は悩んだであろう、うんうん悩んでいると習得した魔法を使って遊んでいたライラがこっちに来た
「まだ悩んでるの?私でよければ相談に乗るけど?」
「じゃあ、ありがたくお願いしよっかな。」
「ここの一覧からはみ出たスキルが気になってるんだけどこれ取ったら、他のことができなくなるだろ?でもこのポイントの消費量絶対チートだよなでもこれを取ったら魔法とか使えないかもしれない」
「うーん、バグじゃない?女神さん忙しいって言ってたじゃん。きっとそこまで手が回らなかったんじゃないかな?」
そう言って謎のスキルを否定してくる。
「そうか?あれ絶対寝に行ったと思うんだけど思いっきりあくびしてたし」
などと会話をしながら更に1時間後
「ああぁああああああぁぁぁぁもうめんどくさい!正人君が決められないなら私が選ぶ!」
!!!!!余りにも俺が優柔不断のせいでライラが勝手に俺のポイントを使い[???]を取得してしまった。
「おいおい!何勝手にやってるんだよ!」
たまらず俺は発狂する、どうする!こんなわけわからないものを取得してしまった。もうオワタ、ダメだ死ぬんだこれからの異世界生活が困難になるかもしれないと落ち込んでいると
「ドンマイ、まぁ何とかなるよ。別に魔法とかを覚えられないって訳じゃないだろうしね。普通の人と同じように練習すればスキルとか魔法とか覚えられるんじゃないかな?」
ライラが慰めてくれる。癒される、まぁお前のせいなんだけどね
取ったもんは仕方ない。ステータスを確認しよう
もしかしたらこれで最強になっているかもしれない
俺は目を疑った、そこに表示されていたのは
天霧正人(人間)
レベル 1 (0/100)
魔力 (50/50)
スキルなし
転生ポイント0 P
称号:なし
反映されてないじゃん
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