おばあちゃんにはお見通し?!
・夏休み、桜貝一家と神様見習いたちは恵実のおばあちゃんの暮らす田舎を訪れる。おばあちゃんにはなぜか神様見習いたちの姿が見えていた。そこでみんなでおばあちゃんの畑の収穫を手伝うことに。ウメはリマに良いところを見せようと張り切っている。
ウメ「取りにくい野菜、取ってあげる」
リマ「ありがとう!」
ウメ「重くない?ワタシが持つ」
リマ「…うん!」
ウメ「リマは、ここで待ってて。あとはワタシがやる」
・仲間はずれにされたと感じたリマは怒りをあらわにする。ウメの親切が裏目に出てしまったのだ。ウメはどうして良いかわからず物置小屋へと身を隠す。
ウメ「ワタシは所詮無の女神。だから…相手の都合や感情を、想像できない…?」
・恵実のおばあちゃんはウメを追い、気持ちのすれ違いは誰にでもあることだと教えてくれた。焦る必要はない、神様の生は長いのだから。おばあちゃんは優しく諭す。
・おばあちゃんはウメを抱きしめる。優しく肩を叩きながら、いつかウメの本当の思いが届くようにと願いをこめて。その後すぐ二柱は仲直りした。
リマ「どうしてあんな事したの?」
ウメ「…喜ぶと思ったから。楽な方が、リマは嬉しいと思った。でもそれは間違い。もっと、リマのこと知りたい」
・ウメは目を細めて笑う。その表情にリマの胸が高鳴ったのはまた別のお話。
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