あたし、変身する?!
・放課後。友だちがなくしたキーホルダーを一緒に探してほしいと恵実を頼る。恵実は昨夜セキに言われたことを思い返していた。
恵実「探したってムダだよ。だってあたしが持ってるもん。このキーホルダーはあたしの大事なものだから、やっぱり返してもらったの」
・恵実の友だちは怒った。同時に恵実も怒った。初めて見た恵実の形相に友だちは怯み、謎の黒い塊にとり憑かれてしまう。不定形の黒いそれは大きな怪物となって恵実を呑みこもうとする。それでも恵実は引かなかった。怒りのエネルギーをまとった恵実はバトルコスチュームに変身する。
恵実「あなたの怒りに負けるもんか!あたしは超絶怒ってる!一方的に贈り物をする関係なんてイヤだ!あなたもあたしも、変わろう!」
セキ「なんだテメェ、いや恵実!言えるじゃねェか!オレも一肌脱がねぇとなァ!!」
恵実「来てくれたんだね!」
セキ「オレが恵実の怒りを昇華する!」
「「みんなに轟け!ライトニング・エンジェル!」」
・突然現れた黒い塊の名はフロイデ。それらはとり憑いた人間の心に形態を合わせて怪物化するだけでなく、神様見習いを弱体化させる厄介な魔物だ。天界の最高位である天の声から地上での滞留とフロイデの討伐を任された恵実とセキ。恵実はセキの力を借りて変身しフロイデを退治しつつ、フロイデ大量発生の謎に迫る。
セキ「受け取れ」
恵実「これって今までに渡したプレゼント?」
セキ「クソが。プレゼントじゃねェだろ、アイツに奪われた恵実の宝物だ」
恵実「でも奪い返すっていうか盗むのって良くないんじゃ」
セキ「ア゛ァ?!オレもテメェも共犯だァ!!文句垂れんじゃねーよ!!」
恵実「あはは、そうかもね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。