吟遊詩人
風にさすらい
月日を想い
花夜に詠うは
月下の旅路
街から街へと影を追い
薄汚れたノートをカバンに詰めて
私はここを去りましょう
貴女は私を忘れてください
あの一等星を私と思って
どこにも留まるつもりはないよ
僕のつま先は外へ向く
貴女の求める理想の伴侶
それは僕ではないでしょう
星空に憂い
川面に眠り
草木に恋して
風と踊ろう
続ける旅路も
何処かの道で
共に交わる未来があれば
今日も明日へと活きるでしょう
中途どこかでお会いしたなら
1つ歌って差し上げましょう
鉱石の無機質な優しささえも
貴女に詠って差し上げましょう
追憶の向こう側 Nova @stella_noir_sta
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。追憶の向こう側の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます