第98話 『剣道女子、アメリカへ渡る』 春日あざみ@電子書籍発売中さん
〇作品 『剣道女子、アメリカへ渡る』
https://kakuyomu.jp/works/16816700429534246606
〇作者 春日あざみ@電子書籍発売中さん
【作品の状態】
エッセイ。3万字弱・完結済。
【セルフレイティング】
なし。
【作品を見つけた経緯】
検索ワードに「道場」と入れたら出合えました。
【ざっくりと内容説明】
タイトルにある通り、作者さんがアメリカへ行き、色々あって剣道部に入ったときの話を書いていらっしゃいます。
【感想】
当時女子大生だった作者さんが、「大学の都合で教職課程を取れなくなったために留学する」というところから始まるお話。テンポが良いのももちろんですが、内容も面白いものばかりで、楽しく拝読しました。
アメリカに留学した作者さん。本場の英語を学べるいい機会だと思ったのですが、大学へ行ってみたらネイティブがいないのです。いるのは、作者さんと同じく語学留学した英語を母語にしない人たち。彼らは皆、異国の地で心細いということもあるのか、仲間同士で母国語を話してしまうため、「折角留学したんだから本場の英語を学びたい」という思惑が消えかけます。
しかし、不屈の精神を持っていらっしゃる作者さんはめげない!
そして思い出すのです。ご自身が高校生だったころ、留学経験のある教育実習生が「留学先の大学でバレーをやっていたので充実していた」という話をしていたことを。
早速同じように実践してみることに。作者さんがしていた部活は「剣道」。調べてみると、留学先の大学でも剣道部があるではありませんか!
さて、早速留学先の大学の剣道部に連絡をすると、主将は日本語でメールを返してきます。何事かと思えば彼は日本ヲタクだったんです。なかなか作者さんの思い通りにならない展開ですが、癖の強い部活仲間やルームメイトたちとの生活は、良くも悪くも面白いものばかりでした。
また、ときどき作者さんが危ないと思わないまま、危ないところに行くのでハラハラするところもありますが、必ず無事に帰ってきますし、読者はなかなか経験しないようなことまで知ることができるので、ちょっとした冒険をしているようで楽しかったです。
意外なことばかりが色々と起こるエッセイ。
テンポがよくサクサク読めるので、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。
今日は『剣道女子、アメリカへ渡る』をご紹介しました。
それでは次回、またお会いしましょう。
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