第74話 『バナナケーキとポン太のはなし』 倉沢トモエさん

〇作品 『バナナケーキとポン太のはなし』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330653984175513

 

〇作者 倉沢トモエさん


【作品の状態】

 777文字・完結済!

 KAC2023・お題「ぬいぐるみ」参加作品


【セルフレイティング】

 なし。


【作品を見つけた経緯】

『KAC2023 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023~』の期間なので、参加作品をマイペースに読んでおります。



【感想】(少しネタバレしています)

 お題が「ぬいぐるみ」なのに、タイトルには「バナナケーキ」という食べ物が……。「ぬいぐるみが食べるのだろうか?」と気になって思って読んでみたら、可愛らしい感じの面白さにほっこりしました。


 ポン太さんは、子ダヌキ。それが主人公の家にいるのですが、まあ、その経緯は置いておいて。

 ポン太さんはどうやらバナナが好きなようで、主人公(便宜上以下「家主」と表記します)と話をしている間にもバナナを持っています。

 バナナが好きなポン太さんのために、家主は常にバナナを用意しています。その上、わざわざバナナケーキを作る用(黒くなって、熟している方)と、そのまま食べる用(黄色くて若い方)と分けているのです。ポン太さんにおいしいものを食べさせてあげようという、家主の配慮なのでしょう。しかし何故か両方無くなっている。


 家主は、おいしそうな匂いが香ってくるようなバナナケーキの話をしながら、ポン太さんを問い詰めていきます。「熟した方のバナナも食べたでしょ」と。


 ここまでくると何となくこの先の展開が分かると思いますが、あれ、これは確かKAC2023参加作品で、お題の「ぬいぐるみ」を入れなければいけなかったはずですがまだ登場していません。 

 どういうことなのかな……と思うと、ちゃんと最後に展開が用意されていました。読んでなるほど納得。心がほっこりする優しいお話です。気になる方は読んでみてください。


 今日は『バナナケーキとポン太のはなし』をご紹介しました。

 それでは次回、またお会いしましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る