第66話 『富士山で一番最強なのは、ラーメンでした。』 さくらみおさん
〇作品 『富士山で一番最強なのは、ラーメンでした。』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650532772341
〇作者 さくらみおさん
【作品の状態】
短編。完結済!
【セルフレイティング】
なし。
【コンテスト参加】
「カクヨムWeb小説短編賞2022」に参加中。
【作品を見つけた経緯】
私の作品を読んで下さっている神霊刃シンさんが、この作品のレビューを書いていたので読んでみることにしました。
【ざっくりと内容説明】
登山初心者の作者さんと職場の人たちが、軽いノリで富士山に登って様々な危機に直面したお話(でも、内容はコメディ)。
【感想】
個人的な感想ですが、とても面白かったです。私の笑いのツボ直撃でした。でも、本当は笑っちゃまずい内容でもあるんですが。
これは作者さんが二十代のときに経験した富士登山のお話。
勤めていた会社の同部署の方々は、陽気な方が沢山いらっしゃったので週末は飲み会に行ったり、地域のイベントに参加したりと、アクティブに活動していました。
あるとき、作者さんの上司が「富士山に行く人~!」と、富士登山の募集をかけるのです。
作者さんは静岡県に住んでいましたが、毎日見える富士山は頂上まで登ったことがありません。日々ランニングで鍛えていることもあって、思ったより登るのは楽だろういう気持ちと、達成感を味わうために軽い気持ちで富士登山に参加するのです。
私は山登りの経験はあまりありませんが、仮に行くとしたらきちんとした準備が必要であることは分かります。
それは、毎年山菜を採りに行って遭難する人のニュースを聞いたり、富士登山に至っては外国人がろくな準備をしないまま登り、8合目にある「富士山八合目富士吉田市救護所」で助けてもらったりしているのが、問題になっているという話を耳にしたことがあるからです。
しかし、若かった作者さんと会社のメンバーは富士登山を甘く見ていました。
作者さんは富士登山の数時間前に20キロのランニングをしていましたし、後から合流したメンバーの一人である赤木さんは、「半袖シャツにジーパン、ナップサック一つ」という出で立ちで登場。発起人の上司は「350mlの六本入りの缶ビール」を持って頂上で飲むのだと言います。
もうこの時点で何かが起こる予感しかありません。
この続きが気になる方は、是非『富士山で一番最強なのは、ラーメンでした。』を読んでいただきたいのですが、山登りの厳しさを伝えつつも、作者さんのツッコミが巧みで、本当は笑ってはいけないのだろうなという場面も、ついつい笑ってしまいました。また、タイトルにある『富士山で一番最強なのは、ラーメンでした。』も読むとなるほど納得。
しかしこうやって笑ってこの話を読めるのは、全員が無事に生還したからこそだと思います。皆さん、山登りをするときはしっかり準備して行きましょう。
今日は『富士山で一番最強なのは、ラーメンでした。』をご紹介しました。
それでは次回、またお会いしましょう。
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