第10話.氷の谷と陽樹の都市

 陽樹が作り出す世界、内の世界でカイトとヨシノは人間のように二本足で立つ狐の獣人、ペニーと出会う。ペニーは外の世界に興味津々で、南獄脱出の旅に同行することとなった。




 朝日が眩しい、もう少し寝ていたかったがペニーちゃんが張り切っていたので起きなきゃいけなかった。集落の人たちとは馴れ合えたが、今だにこの早起きには慣れないものだ。ほどけていた靴の紐を結び、服の裾を張る。カイトなんかは今日もボサボサ頭だ。


「さーて、しゅっぱーつ!」


ペニーちゃんの元気な声が響くが、それに応えられそうではない。


「ちょっとお元気出してよ。」


「まだ早朝だろ。歩いてるうちに調子は出てくるから静かにしててくれよ。」



普通、陽樹へ行くには大きく氷の谷を迂回して進む。龍の爪痕とも呼ばれるそうで冷気で満ちているらしい。少々危険だが氷の谷の吊り橋を渡るのが最短経路だ。氷の谷ではよく谷底から魔物が上がってくる。なので橋の入り口には護衛の係がいる。係というよりはほぼこじきみたいなもので、護衛はいらないといっても勝手についてきては小銭をせびってくるんだそうだ。


「でもなんか今日は寒いな。朝だからなのか?」


「陽樹サマの調子が悪いのかもね。そんな日もあるよ。」


雪の吹き荒れる白い空、ここが南獄であることを忘れるような大草原を進む。動物たちが草原にあふれていて、奇妙なことだが隣に二足歩行で歩く狐がいるのに普通の狐なんかもいる。

 そして見えてきた。草原から一変して何かにえぐられたかのような谷があり、橋のそばに小さな小屋が立っている。橋に近づくと小屋から狼族の男が出てきた。


「おはようフェルくん。」


「なんだペニーかよ。でも今日はお客さんがいるじゃないか。猿族か?」


「言っとくけどこの二人にも護衛は必要ないからね。」


「いや今日は魔物が多そうだぞ。まあ、注意して渡ったほうがいい。」




 フェルという獣人の言った通りだった。橋に足をかけてすぐに谷底から白い球が沸いてきて、その体からつららを飛ばして攻撃してきた。ペニーちゃんはやはり手馴れている。つららを弾き飛ばして反対の手を白い球に突っ込み球は霧散した。


「まあここの魔物は大したことないからね。」


ペニーの声に隠れていたが、谷底から風が吹き荒れる音が聞こえた。何かが急速に上がってくる音だ。


「ペニー、いったんあっちに戻りましょう。何かが来る。危険だわ。」


「え、そんなことないよ。いっつも大丈夫だから。」


「いいから早く!」


カイトも私の態度から察してくれた。私達は橋を揺らしながら走って戻る。


「お前らどうした?」


フェルが不思議そうな顔をしている。でも彼はすぐに理由が分かったみたいだ。橋を破壊し舞い上がる蛇龍。長い体に氷塊がついていて、あの白い球は龍の背中から沸いているようだ。どう見ても友好的な存在ではない。




「なんだありゃあ。めちゃくちゃデけえな。」


フェルはここで10年護衛をやっているが、たまに小さな龍が出てくるだけでこんな魔物は見たことがなかった。龍はじっと彼らを見つめている。どうしてもここを通らせたくないようだ。


「橋も壊されちまったしお前ら帰るか?」


「いや、橋はどうにかなる。あの龍を谷に追い返す。」


「キミもそう考えてた?ヨシノはどう?」


「私はそれでいいけど。」


「フェルくんも手伝ってくれる?」


「金を払ってくれるなら全然かまわないんだが、どうやって龍のもとまで飛んでいくんだ?」


「ヨシノ、お前なら龍に攻撃が届くだろ。」


ヨシノは落ちていた石を拾い、龍の顔をめがけてかっ飛ばす。石は見事に命中して音を立てて破裂した。龍の目が鋭くなっただろうか。龍は体を震わせて体から氷球を放出する。氷球たちは活発に飛び回り彼らに接近していく。


「すごい数の氷球じゃないか。」


「ちょうどいいな」


カイトが一番近い氷球に向けて手を掲げる。その氷球を核にして氷の板を出現させた。それでも氷球は浮き続けたが無力化されて動けない。カイトは宙に浮くそれを足場にまた別の氷球を足場に変え、龍のもとへ向かう。他三人もカイトについていった。当然周りの数百の氷球が集中砲火を浴びせるためにつららを生成し始める。しかしその準備もむなしくフェルが鞭をふりまわし、すべて霧散した。この鞭は先端に陽樹の実がついていて、このように氷球に対してはすさまじい効果を持つ。龍が雄たけびを上げた。ついに本気で彼らを始末する気のようだ。龍は口を大きく開き、おびただしい数のつららを発射した。


「みんな、まずは足場を守ってくれ。」


四人は分散してそれぞれつららを打ち落とす。その間に龍は少しずつ距離を詰める。つららが止み、今度は急接近して鋭い爪をふるう。ペニーがその自分より大きいような手を正面から受け止めた。


「こいつ大きいだけで大したことないね!」


ペニーはそのまま龍の腕を弾き飛ばした。すかさずフェルが動き、もう一本の腕を鞭で絡めて拘束する。続いてヨシノが龍の頭に乗っかり音叉を目と目の間に突き立てた。龍が痛みから叫び声をあげる。


「もういっぱーつ!」


ペニーが飛び上がりその手のひらから魔力を放った。その魔力は発光しながら矢のような速度で魔力は龍の口の中に飛び込み、龍は飛行能力を失い谷底へと消えていった。




カイトが氷の足場を動かし四人は無事対岸にたどり着くことができた。


「楽勝だったな。っていっても橋が壊されちまったししばらく商売ができなくなるなあ。都市が修理費を出してくれればいいんだが。」


「じゃあ帰りは迂回する道を通ろっか。結構回り道になるけど。」


「おい、その前にちゃんと金持って来いよ。」


「わかってるって。じゃあねフェルくん。」


悩むフェルを置いて彼らは出発した。陽はすでに暗くなってきていた。都市が見下ろせる丘で野宿をすることにした。


「きれいでしょあの都市の明かり。夜になっても明るい場所はあそこだけなんだよ。」


「そうか、ここには月も星もないのね。」


「なにそれ?」


「夜に空で輝く小さい球だよ。説明はうまくできないが、まあ見たらわかる。」


「外の世界にはここにないものがいっぱいあるんだね。」


「それじゃあここで楽器は違うけど、水面に映る月のような名曲[幻想曲風奏鳴]を弾きましょうかね。」


_________


「この曲が月?うーんよくわからない。けど!いい曲だね。うっとりするよ。」


「そのうっとりするってのが月なのよ。それが感じれたのなら十分よ。」


「ほかにもいっぱい星があるんでしょ?ほかの星の曲はないの?」


「いっぱいあるわよ。でもほとんどが聖歌だから星そのものの曲じゃないかな。」


「聖歌ってなに?」


「神をたたえる歌だよ。星も月もこの大地も神が作ったものだからな。星の美しさを通して神を賛美することが多いんだよ。」


「へーカミってのはすごい人なんだね。」


「うーんまあ人だって説もあるが、神ってのは人じゃない。人を作ったのも神だし、どっちかっていうと人が神に似ているって感じだな。」


カイトが会話を横取りした。ヨシノはカイトの話の中に入れる気がしないので惑星の組曲を演奏しだした。


「なんか難しいね。」


「でも神が人だってのも本当かもな。あの陽樹だってもとは人間なんだろ?」


「そうだよ。私たちよりずっと昔にいたフェルって人が陽樹になったらしいね。だからフェルって名前の人が結構多いんだよ。」


「フェルって名前は外の世界では聞いたことねえな。太陽の英雄って名前は何とか残っていたけど…」


「外の世界ってとっても広いんでしょ。いろんなものがありすぎて忘れちゃったんだよ。」


「うーんそんなことあるかなあ…」




 カイトの引っ掛かりを残して夜が明けた。今日も一番の早起きはペニーだ。ここから都市まで青い草原が続いている。ペニーは草原から吹く風のにおいをかいだ。今日も危険な魔物のにおいはしない。昨日は何もないところから龍が出てきたのであまり信用はできないのだが。毛づくろいをしてから二人を起こして出発する。まっすぐ都市に向かって進むのではなく、先ほど見つけた牛の群れにむかう。草むらから飛び出して群れの一匹を見事にペニーが仕留めた。カイトも手伝ってその大きな牛を解体する。


「カイトくん、ちょっとその包丁貸して。」


「はいよ。ちょっと冷たいから気をつけな。」


二人をよそにヨシノは一人火を起こしをしていた。枝と枝を震わせてくっつけ火種を作る。徐々に大きくなる火種を見守りながら肉が運ばれてくるのを待った。

(よくあの二人は生き物をさばけるわ。まあ旅には必要なことかもしれないけど、私は基本町で食料買いだめしてたしなあ。…ん?)

いつの間にかヨシノの隣で一匹の子猫が座っていた。


「おまえ、まさかおこぼれをもらいに来たってやつ?」


子猫はまっすぐヨシノの顔を見つめる。ヨシノも吸い込まれそうな子猫の瞳を見つめ返し、ゆっくりと右手を伸ばす。子猫は撫でられてうれしそうに鳴いた。


「火が怖くないの?珍しいねえ。」


彼女は子猫を抱き上げ膝の上に乗せた。子猫が寝てしまった頃にやっとペニーが肉を運んできた。


「おー、いい火柱たってんねー。」


「ん?ヨシノその猫は何だ?」


「なんか寄ってきてたから。こいつにも分けてやってよ。」


「野生動物にエサをやるのはあんまり看過できないな。」


「なんでよ?別にいいじゃない。」


「たまに町でもあるだろ。鳥がエサをもらいに集団で人間にまとわりついてたりするやつ。人間に助けられることを覚えるとそいつのためにもならなくなる。」


「まだこんなにちっちゃくてかわいいのに?」


ヨシノは子猫の脇を持ってカイトに見せつけた。子猫は体を伸ばし、少しだけ目を開けた。


「…今回だけだぞ。」


「ほら、いい色になってきたよー。」


「じゃあいいただきましょうか。ほら起きなよ。なくなっちゃうよ。」




 最後に残った骨や皮を灰と一緒に埋めてから一行は再度出発した。


「なあ、あの猫ついてきてるじゃねーか。」


「いやあ、すっかりなつかれちゃったねー。」


「いいじゃないにぎやかになって。」


「変に情を持つと困るんだが。」


「まあまあ、旅は道連れ世は情けっていうからいいんじゃない?」


「ペニー、それは違くないか?」


「あ、あれ建物じゃない?」


ヨシノが指さした先には陽樹の大きな根があり、そこに建造物であるかのように窓と扉がついていた。


「あーあれは酒場だね。リンゴ酒がおいしいんだよ。」


「ちょうど喉も渇いてるし寄ってくか」




 両開きの扉を開けると鈴の音が鳴った。多くの獣人たちが楽しそうに机を囲み駄弁っている。獣人と一緒くたに言ってしまってはいけないかもしれない。立派ながつるされている灯篭に届きそうな鹿族、椅子を四つほど使っている熊族、子供用のの様な食器で椅子に立っている鼠族、その他いろいろ。カイトがよく知る酒場のようにここもかなり汚い。床には毛が散乱している。一行はその中でも比較的掃除が行き届いているカウンター席を取った。


「よおペニー久しぶりだな。」


ペニーはここの常連だ。旅を終えてはここの酒場にきて大将と顔見知りに冒険譚を語ってきた。


「大将、いつものやつをこの二人にも。」


「ペニーが連れなんて珍しいじゃないか。そこの嬢ちゃんの膝の上のおチビちゃんはどうする?」


「あー、じゃあ牛乳をお皿に入れて。」


―――


「はいよ。おまちどおさん。」


「ありがと。そうだ、紹介するよこの二人はカイトくんとヨシノちゃん。…あと野生の子猫ちゃん。」


「見たことない部族だな。どこ出身なんだ?」


「俺たち外の世界から来たんだ。」


大将はしばらく目を丸めて驚いたような顔をしていたが、すぐに腹を抱えて笑い出した。


「おいおい、いくらしゃべるネタが尽きたからって人に協力してもらってまで嘘ついちゃいけねえなペニーちゃん。」


「えーホントだよ。僕たちこれからこの内の世界から脱出するんだ。」


「だっはっはっは。そりゃあ面白い。」


周囲の客も、腹を抱えて笑い出した。


「むー全部ホントなのにぃ」


「まあ気にするなペニー。よくあることだろ?」


「それにしたってみんなちょっと笑いすぎでしょ。」


ヨシノは少し不快感を覚えた。そしてやじの中でも一番うるさい隣の狼族の男をにらみつけた。


「なんだい嬢ちゃん。噛みつきそうな目をして。」


「ペニーちゃんは嘘なんか言ってないわ。だから笑うのをやめて。」


「ヨシノ、こういうときは絶対的な証拠を見せつけてやればいいのさ。」


カイトが酔っ払いながらヨシノに助言した。


「証拠ってなによ?」


「まあ今は何もねえな。ハハハ」


酔っ払ったカイトの面倒くささにヨシノは大きくため息をつく。


「ペニー、もう行きましょ。」


「え、あ、うん。じゃあねみんな」


「今度来たときは外の世界の話を聞かせてくれよな!だっはっはっは」


ヨシノが牛乳をなめている子猫とカイトの襟をひっつかみ一行は酒場を後にした。




「ほんっとひどい奴らね。いっつもああなの?」


「うーん。あそこまで笑われたことなんてないなあ」


耳をたたみ、尻尾を下げ、ペニーはひどく落ち込んでいる。


「だから気にするなって。俺たちはあいつらに信じてもらおうって旅してるわけじゃあないんらから。そんなことよりさっさとここから出ちまおうぜ。」


「…そうだね。」


「じゃあちゃっちゃと行きましょ。あいつらを驚かせてやらなくちゃね。」


一行は陽樹の町を横断するように進む。町の中心に近づくにつれて露店と通行人でにぎわってきた。それに「うちの串焼きはおいしいよー」とか「そこのオニーサン寄ってってよー」とか「もうちょっとまけなさいよ」とかいう声と、数多の足音と金属音でとても騒がしい。


「おいヨシノ。ここらで演奏でもして金稼いだらどうだ?」


「早く行こうって言ったのはカイトでしょ。」


「ペニーちょっとゆっくり行こうぜ、俺ちょっとお買いたいものあるからさ…」


「あれ、ペニーいるの?いないじゃない。」


この会話の一瞬の隙に、彼らはペニーを見失った。


「あらら。でもお前なら追えるんじゃないの?」


「こんなに音が混じってたらさすがに無理だわ。大まかな方向が分かればいけるかもしれないんだけど…」


カイトはその場で一回転し、周囲の景色を見る。背の高い牛族もいるので見えるのは建物の屋根ぐらいだったが、ペニーの行きそうな場所を見つけた。


「あそこ見えるか?あの煙だよ。あそこで何か食ってるんじゃないか。」


「ちょっと聴いてみる。」


〔はい次のお客さんどうぞ~。じゃあ牛鳥3本ずつくださいっ。あいよじゃあちょっとまけて2500ガル

ね。え、本当?ありがとー。いやいやいっぱい買ってくれたオマケだよ。はいっじゃあちょうどどうぞ。まいどありー。食べ終わったら串はちゃんとごみ箱に捨ててくれよ。最近鼠たちがうるさいんだ。〕


「あー、いるわね。確実に。」


二人は人混みをかき分け煙のもとへと進む。人波に逆らうように動いたので時間がかかった。やっとペニーを見つけた時、彼女はすでに串焼きをすべて食べ終えていた。串についた残りを舐め取るペニーとカイトの目が合い、彼女ははっとして串をゴミ箱に投げ入れた。


「ご、ごめん。いい匂いががしたから、つい…」


「いいよもう。俺も気が変わったし、今日はここで一泊といこうぜ。」


「でも、今お金使っちゃったから宿屋に泊まるにはちょっと足りないかも…」


「いけヨシノ。」


「はあ…しょうがないわね…」


______


「これでいくらだ?」


「7、8、9、…すごい!2万ガルも入ってる!これなら宿代を差し引いても、うーん、一人5000ガルぐらい使えるね。」


「よっしゃ、じゃあとりあえず布屋行かないか?破けた服を直したいんだ。」


「いや私が稼いだんだからまず楽器屋に行くわよ。替えの弦がなくなっちゃったのよ。」


「うーん、じゃあお金3分の1ずつあげるからあ、日が暮れたころにまたここに集合しよう。ねっ」


「了解。じゃあまたあとで。」





 そういえばペニーちゃんから楽器屋の場所を聞くのを忘れてた。どうしようかしら。


「あっ、さっきのおねーちゃんだ!」


「こらっ、フェル!駄目じゃない。」


狼族らしき親子がいた。


「あー、いや大丈夫ですよ。ちょうどいま楽器屋の場所を探してましてね。」


「それならあっちの通りにありますよ。」


「おねーちゃんさっきのやつまたやってー」


今日はもう遅いしなあ。そうだわ


「明日の朝また同じ場所でやるからその時きてね。」


「うん!まってるね!」


さてと、あっちか。






あ、ペニーちゃんがいる。よかったー道迷わなくて。


「あっヨシノちゃん!もう宿は取ってあるから。行こう。」


「カイトは?」


「先に宿に行ってるよ。」


「珍しいね。あいつがすぐに寝床に入るなんて。」


「言ってたじゃん服を直すんだって。ヨシノちゃんもやってもらったら?」


「じゃあせっかくだし直してもらおうかしらね。」


話してるうちに宿についた。ここも陽樹の根っこをくりぬいて作ってあるみたいね。


「ねえ気になってるんだけど、陽樹の根っこをこんな風に傷つけていいの?」


「聞いた話なんだけど、このあたりのおっきい根っこはもとから穴が開いてたらしいよ。」


「へー」


フェルって英雄も気を利かせて家まで用意したってわけね。中はどうなってるのかしら。…まあ普通の宿ね。

店番は牛さんか。やっぱ獣人たちは体もでかくて強そうだわ。


「おうヨシノ。遅かったな。」


カイトは膝に子猫を乗せ、上着を肌着一枚のまま縫っていた。うーんなんか頼れそうな体ではない。


「ヘッキシ!やっぱ陽樹に守られてるとはいえ服ぬぐと肌寒いなあ。」


「ねえヨシノちゃん、一緒にお風呂入りましょ。下の階に大浴場があるんですって。寝巻も貸してくれるみたいだから汚れた服も洗っちゃおうよ。」


「いいねえ。じゃカイトくん、行ってくるね。」


「ここ、鍵が一つしかないし、お留守番よろしくねっ」


「はあ、俺だって風呂入りたいんだから、早く出て来いよ。」

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