第4話
もうなるようになれ、と思うのだが、やはり俺は男。据え膳食わぬは、というものだ。
正直部長の顔は綺麗だし、鍛え上げられた身体も綺麗だった。
普段俺のことを叱ることしかないあの人が、オレの下で喘いでいる。その事実が俺を興奮させた。
スラックスと下着を取り去り、引き締まった尻にまだ冷たいローションをぶちまけた。
「…あっ!つめた…っ」
「あ、ごめんなさい。でも部長、はやく欲しいんですよね。ここはもう準備万端ですよね」
「…っふぁ、あっ、や…っ」
「ちゃんと気持ちいいんじゃないですか。声めっちゃえろくていいな」
俺が部長の耳元で囁くと、わかりやすくびくりと震える彼がなんだか可愛くて、もっと虐めてやりたくなる。俺は興奮から乾燥していた唇を舐めた。
「もうここもグズグズじゃないですか。あーお漏らししてる、かーわいい」
もうしっかりと硬度を持っている部長のモノを形に沿うように手でしごいてやる。筋肉のついた背中もべろりと舐めるとまた先走りが溢れる。
「…やぁ…っ、だって、あさひな…がっ、」
「俺がなんですか?」
「…え、えっちだから、興奮して…っ、」
「…………」
いや、この人35歳だよな?俺より7つ年上だったはずだけど。
もう辛抱ならん。俺は乱暴にいじっていた指を引き抜き、馬鹿みたいにパンパンに膨らんだ俺のモノを部長の尻にあてがった。
「すみません、部長が煽るから止まりません」
「…止めなくて、いいぞ…っ」
「…ほんっとに、あなたって人は…っ」
四つん這いの姿勢から俺を流し目で睨み、挑発するように笑った部長は、とんでもなく俺の欲情を煽った。
「…あっ!太…っ!」
「はぁ…っ、まじで準備してたのかよっ、それでもキツいんですけ、どっ!」
「あっ、あぁっ!」
奥まで一気に楔を打ち込んでやると一層甘い声で部長が啼いた。その声がもっと聴きたくて、緩やかに、でも激しく抽挿を繰り返す。
きゅうきゅうしめつけてくる部長のお留守になっているモノも時折触ってやると余計に締まるので、俺はどんどんと気分が良くなっていた。
「ね、ここも可愛がってあげましょうね」
「やぁ…っ、ちくび、も触って…っ」
「おねだり可愛いですけど、部長すぐいくんじゃないですか?ここもだらだらずっと出てるんですけど」
耳元で囁き、耳朶をやわやわと食みわざと水音が聞こえるように舐め、少し強めに噛む。
するとその瞬間、一際グッと締め付けが強くなり、ビクンと身体が大袈裟に震えた。
「…あっ!やぁっ!!…っぁ!」
「……あれ、もしかして、イッたんですか」
びくりと震える部長の様子がそれを物語っていた。
締め付けの強さに俺も持ってかれそうになったのを踏ん張って耐えた。まじ危なかった…
「…だって、お前が、意地悪、するから…っ」
「……はぁ…なんなんですかほんと…っ」
「あ!またおっきく…っ、も、壊れちゃうっ…!」
「エロすぎる部長が悪いんです」
赤く染まった目元に生理的な涙を滲ませて俺を見るもんだから、こっちは余計に煽られる。さらに激しくスピードを上げ、部長のものを扱きながらあっさりと絶頂まで上り詰め、すんでのところで引き抜き、部長の尻に白濁をぶちまけた。同時に部長もイッたようだ。肩で息をしている。
まって………今までより最速ではないか…?
めっちゃ恥ずかしい。恥ずかしすぎて部長の顔見れない。
でもすごく気持ちよかったのだ。今までよりも遥かに。
同時に部長に最後までしてしまった、いろんな失礼すぎることも口走った…と今更すぎることをぐるぐると考えていた。
「あさひな…っ、シャワー、浴びてきていいぞ」
「ふぇ?!は、はいっ…」
グズグズに溶けた顔で、でもいつものトーンで部長が言うものだから、俺は全裸のままその命令に従い、シャワーを浴びに行ったのだった。
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