第2話

 これはなんか四コマ漫画的な感じでやりたいので、基本短めです。


 普段私は1700~2000を目標に1話を書いてますが、この作品は800~1200を目標に仕上げます。


 それでは、ほんへ


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「詩音ちゃん詩音ちゃん」


「はい、詩音ちゃんです」


 あれから朝ご飯を食べ、いつものように嫉妬と羨望の視線を受けながら朝の登校を終えた海と詩音。何事もなく、休み時間になる度に砂糖を振りまき、何人かがブラックコーヒーを調達しに行く地獄の午前が終わる。


 今回は珍しく一緒に昼ごはんを食べていない2人。海は中学の頃からの親友に拉致られ、詩音は仲の良いクラスメートに捕まったこの高校に入学して二週間の二人である。


「その、普段って二人どんな感じなの?」


「……どんな感じ?」


 色恋沙汰が大好きなお年頃。勿論自分が通っている高校に既にカップルが出来てると思えば、仲良くなって聞きたいと思う……はずである!


「そうそう!詩音ちゃんと廣瀬くんの普段!」


「彼氏いない私たちに甘酸っぱい青春の味を!」


 ちなみに、この会話はクラスの女子プラスアルファの男子が聞き耳を立てていた。


「……うーん、どんな感じって言われても……」


「些細なことでもいいの!ほら、こんなことしてドキドキしたとか!」


「手と手があって何だか嬉し恥ずかしたハプニングイベントとか!」


 ジリジリと詩音へとよっていく二人。


「「是非!恋人の砂糖体験プリーズ!!」」


「うーん……そう言われても、私とかいくん、恋人じゃないよ?」


「「………へ?」」


 空気が凍る。まさかの恋人じゃない宣言にびっくりである。


「そもそも、私とかいくんを恋人といういつ自然蒸発するどうかも分からない枠に括るということがそもそも筋違いなの。だって私たちは赤ちゃんの頃から一緒なの。恋人が経験する甘酸っぱい経験なんて小学生の時にもう卒業したし、そもそも私たち婚約者だからぶっちゃげ夫婦って言っても過言ではないと思うの。私はほら、もう結婚できるけどさ?かいくんはまだ法律上では結婚できないこのもどかしさの方が強いかな。だって私たち一緒にいる歴=年齢だよ?夫婦認定されたのなんて小学五年生なの。これって結婚歴6年って胸張って言っても大丈夫だと思うのよ、だってーーーーーーーーー」


 その後、詩音のマシンガントークは10分続き、最初は頑張って聞いていた猛者達も、時間が経つ事に、自動販売機へとブラックコーヒーを求めに行った。


「ーーーでさー、海。最近どう?」


「最近?」


 また、食堂では海も同じ質問を親友から受けていた。




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いつもの癖でみぃくんと打ってしまうとこだった。

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