講義二日目


 朝、ギルドでアリシアさんと会う。


 昨日の小部屋で講義の続き。



 魔導具について


 大きく分けて魔石を用いるモノと使用者の魔力を用いるモノがある。


 魔力を用いるモノは街に入るときに触れた、ウソ発見器的な魔導具とか。魔石を使わないため、物質的なコストを削減出来るメリットがある。


 ただ魔石使用型よりも、作成時にコストがかかるとの事。


 魔石を用いた魔導具が基本らしい。


 生活を便利にする魔導具がいろいろとあるとの事。元の世界の家電のような扱い。



 一般的な魔導具と購入する場合のおおよその相場を教わる。



 水が涌き出る水筒は資金が出来たら入手した方がいい、とアドバイスされる。


 狩人なら魔石はいくらでも手に入るから。



 インベントリあるから重量はそれほど気にしなくて済むけど、私は、水で体力(HP)回復出来るから、回復薬が涌き出る。という見方も出来る。


 水でHP回復って地味だけどチートだよな。



 武器や防具などの装備品にも魔導具があるとの事。いくつかの相場を教えてもらった。



 魔力と魔法について


 魔力は誰でも持っているが、魔力量は個人差が大きい。魔力量を調べる方法は、魔力消費型の魔導具で何回発動出来るかで調べるとの事。


 魔力量を調べる事に特化した魔導具もあり、ギルドで有料で使わせて貰える。


 ただ調べた後魔力不足になるから、数日休んだ方がいいらしい。


 魔力の回復も個人差があるとの事。


 魔力があるかどうかは、調べた方がいいが、無い可能性もあるため、目立つリスクを考えると、ギルドで調べるのは避けた方がいいな。



 魔法について


 魔法を使う人を魔法使いと一般的に言うけど、厳密には魔術師と魔導師に別けられる。



 創られた魔術を使うだけの人が魔術師で、魔導師は魔術自体を創り出せる人。



 魔導師に対して魔術師とか魔法使いと言うと、侮辱になるらしい。



 魔術師がコンシューマーで


 魔導師がユーザー


 って感じかな。



 SOEでもPC版でMOD組み込んでる人がコンシューマー機版のSOEしている人を下に見るのとかあったから、そんな感じなのかな?



 もっとも、PC版でMOD組み込んでる人でも、自分でMOD自体を作成してはいないだろう。って思うから、それよりはマシか。




 この例えだと


 魔術師 アプリケーションユーザー


 魔導師 アプリケーション自体も作成する人。って捉えておいた方がいいかな。



 で、魔法というか魔術は


 有名処で普及しているのは、魔導師ギルドで手に入るとの事。



 魔術を手に入れてから、習得するのに少し時間がかかるみたいだけど。



 アプリケーションをインストールしても、扱えるようになるには時間がかかる。ってイメージかな。



 この子爵領では領都に魔導師ギルドの支部があるとの事。




 アリシアさんも魔術を使えるという事で、幾つか見せて貰う。



 室内だから、指先から小さな火が出るのとか、光の玉を出すのとか。



 魔法、憧れるねぇ


 このアバターで使えるかは不明だから、魔力があるかのチェックが先だな。



 夕方まで、子爵領で狩人としてやっていくのに有用な事を教わった。


 常識とかも、ある程度教わった。




 今後の目標は


 レベルアップで倉庫のアンロック


 言葉をもう少しなんとか喋れるようにする事



 スキルのトレーニング


 能力のトレーニング


 依頼を受け、お金を稼ぐ事


 折を見て魔力のチェック


 明日以降はこんな感じかな。



 出来る事からして行こう。


 森の中でサバイバルしてた時よりは進んでる。

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