街の中で

 リファールの街の中へ入った。


 街の周りは木製の壁でおおわれている。


 魔物からの防衛施設らしい。



 人口は街というレベルで、多すぎもせず、少なすぎもせず。


 もちろんこの世界の基準がわからないから、比較しようが無いのだが。



 ギルドの場所がわからないので、路上で串焼きを売っている商人に近づく。


 「お、兄ちゃん旨い串焼きはどうだ?二本で銅貨一枚だ。」


 四本買うことにする。銀貨を一枚渡す。


 「お、銀貨か……するってぇと、、お釣りは銅貨8枚だ。旨いぞ、仕入れたばかりのホーンラビットだ」


 ギルドの場所を聞く。


 (言葉たどたどしいから表記したくないのよ、メタ発言だけど、許して)


 ギルドの場所を教わる。


 銀貨一枚で、銅貨10枚。十進法ね。金貨と銀貨のレートはそのうち知れるだろう。



 ボラれてなければ、串焼き二本で銅貨一枚の価値か、スピーチスキルと同じようにトレードスキルが死んでたら、ボラれまくる未来しか見えないんだけど……


 SOEではトレードスキルの上昇で安くモノを買えたり、高くモノを売れたりする。


 トレードスキルが低いと、ボラれるのが仕様。


 商人向きのパークもあったりして、商人プレイも楽しめた(フレーバープレイだけど)



 串焼き屋のオヤジは他の人にも「串焼き二本で銅貨一枚」と声をかけているから、ボラれてはいない。


「定価販売」でトレードスキルは関係無いのかも知れないが。


 あと「ホーンラビット」なるクリーチャーがいることが判った。



 果実水を売っている露店から、オススメの果実水を買う。


 コップ一杯と空の水袋一杯分で銅貨一枚。


 手持ちの空の水袋に入れてもらう。



 銅貨よりも少額の通貨があればもっと市場が栄えるだろうな、とか考える。



 買い物ついでに、ギルドについて教えてもらう。


 ギルドと言っても、ラノベとかで良くある「冒険者ギルド」って訳ではないらしい。



 「行商人」とか「傭兵」(護衛がメインね)とか「狩人」とかの街の住人でないことで、人頭税を払っていない人から、登録料の形で税を集めることも大きな目的らしい。


 登録してないと、買い取りとかしてもらえなかったり、街の出入りに税がかかる。


 もちろん仕事の斡旋というのもあるらしい。



 さて、ギルドに向かうぞ、テンプレイベントとかあるのかなぁ、そういうのはイヤだなぁ。


 目立たないように登録して、獲物売却して情報仕入れよう。



 あ、串焼きと果実水(コップ入り)はスタッフが美味しく頂きました。

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