九月十日 汗かき
九月十日 木曜日 曇時々雨のち晴
旧民主党、旧民進党を主な前身とする枝野代表率いる立憲民主党・玉木代表率いる国民民主党が合流し一九九六年の結党以来二〇年余の民主党の歴史に幕を閉じた。と思いきや、合流組は枝野代表率いる立憲民主党、非合流組は玉木代表率いる国民民主党と名乗り復活した。
この日、三宮のダイソーへ行く。駅を降りたあたりではさほど感じなかった暑さも、歩き出すと徐々に汗が滲み出し、やがて後ろ髪から汗がしたたり落ちてくる。ちなみに背格好は中肉高背であるが、私は非常に汗かきなのだ。
途中、頼まれていた商品を買いにドラッグストアへ入る。冷房が気持ちいい。汗をぬぐい商品を探す。妻から送ってもらった商品の画像と柄は違うが同じ名称の商品を見つけた。形は大きい。一・六倍と書いてある。さて困った。多分これで合ってるはずなのだが……と店員さんに確認を取ると、バージョンアップしたそうで問題ないとのことで購入した。
本来の目的地のダイソーへ向かう。再び汗がしたたり落ちてくる。ビル内のエスカレーターに乗るが、生暖かくまとわりつく空気と立ち止まった時に一気に吹き出す汗が気持ち悪い。店内に入ると二フロアあるという広さで、商品を探すために動くとまた汗が出そうだが我慢し動き続ける。レジに向かう頃にはようやく汗も落ちつてきていたのだが、帰るために再び外へでなければならない。買うものも決まっていたのでダイソーにいたのは一瞬だった。
帰りの電車に乗り込み横並び席の中ほどに座る。ふと前の列を見ると全員スマホをいじっていた。別に珍しくもないはずの光景なのだが五、六人ほどが並んで同じ格好をしているとなぜか不思議な感じに襲われる。
その両隣の一列ではどうかというと、本を読む人、新聞を読む人、寝ている人と様々だ。そんな感じでキョロキョロと周りを見回している私は十分変な人なのかもしれない。下手したら案件だ。しかし、多くがスマホをいじってくれているおかげで見逃してもらえている気もする。と思っているうちに駅に到着した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます