「殺人者はいかに誕生したか」長谷川博一著 

犯罪者の基質として存在するのは、生育環境の悪さと精神疾患の有無が挙げられるかもしれない。

精神状態や疾患の状態や、生育環境が悪いからと言って、犯罪者になるわけではない。

ただあまりにも凄惨な生育環境があると、人間は全うに育つのは難しい。

これは以前、「鬼畜」の家 石田光太著 を読んだときにも感じたことだけど、そもそも社会的にまっとうな人間になるためには、

ある程度、自己肯定される場所や、安心感を持って成長できる環境が必要だ。

そういった生育環境の悪さがある状態で、歪な人間にならずに住むのは難しいんじゃないかと思う。

自分も、機能不全家族に育ったので理解できるけど、安定した「家庭」のモデルケースが自分の中にないと

「家庭・家族」を健全に運営するのは難しいということ。

人生は運ゲーであるとよく感じる。

生育環境に理解者がおらず、文化的資本のない地域に生まれ、貧困状態から抜け出せない状況なら、人生を安定して生きるのは難しい。

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