武道の有段者(黒帯)が傷害事件を起こしたら素手でも凶器扱いになるのか?



結論から言うとデマです。

これまた都市伝説の一種です。


考えてもみてください。

小学生にだって有段者はいるんですよ?

あの子たちの小さな手足が凶器だなんて判定が厳し過ぎるでしょう?

どう考えても、アメフトやラグビーをやっているゴツい男たちの方が脅威的でしょう。


しかも、有段者か否かで決めてしまったら、わざと昇段審査を受けないという簡単な抜け道ができてしまいます。



これ程までに穴だらけの伝説が生まれた理由は、やはり「黒帯」に対する憧れなのでしょう。


筆者も初心者の頃は黒帯に憧れたものです。有段者の強さが超人的に見えたものです。


しかし、自らが有段者となり、二段、三段と上がるにつれて、それが幻想に過ぎないことが分かりました。


黒帯とはいえ所詮は人間です。

この柔らかな手足が金属製の鈍器や刃物と同等の脅威となるまで鍛え上げるには、狂気とも言える程の部位鍛錬が必要となります。


その領域まで辿り着ける達人は、全空手家の中でもほんの一握りでしょう。


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