第395話 素晴らしい人生のスタート!

我が愛する子 葵よ!

大切なかけがえいのない存在よ!


私があなたを

始まりの世界に導いたのは

生きる希望を与える為だ!


命の尊さを!

人生の希望なる光を! 

永遠に変わらない 神の愛を届ける為に!!


「あなた様は・・もしや神・・様・」



我が子 葵よ!

命は 誰のものだと思うか?」


「・・・・・・・・・・・・」

葵はしばらく沈黙し・・静かに 答えた


「神様!

私は あなたから

素晴らしい命を 授かりました!

私の命は あなたのものです!!


しかし与えられた命を粗末に扱い 

大きな罪を犯しました

どうか 愚かな私の罪を お赦しください・・・」


「我が子よ!

安心しなさい!

命は命によって 贖われるのだから!

神から来る 永遠に続く命は 

確かに存在するのだから・・


永遠にだ!!!!!!!!



罪は 誰もが犯すことがあるが・・

決して 軽はずみに 扱ってはならない!


罪とは 神と人との関係を 壊すものだからだ!


その事が 分かるか?」


「・・・・・

はい!神様

私は ずっと昔から

神様を意識して生きてきました!


しかしリムラ村が 廃村化し

人々が 考える傾向 態度が

悪に傾く姿を見て とても悲しくなりました


そして大好きな 父さんの心から

私への愛が消え 豹変してから

私の心が 神様から遠ざかっていく事を感じていました


何だが ひどく心が墓場のように 空しく

神様の 御顔を求める姿勢が 

できなくなっていたからです


だから 正しい判断力が欠け

神様の心を 無視して 

歩んでいたような気がします・・

どうか どうか 

愚かなしもべをお赦しください・・・・

.................................」


「我が子よ!

分かっている!!!

全ては 私の心のうちにあるのだ!!

あなたの痛みは 私のもの

全ての苦しみは 私が背負うものなのだから!!


さぁ!!!神を求めよ!

神の心を 求めよ!

求める心が あなたの心を強め 大きくするからだ!


神を求める存在は 尊いもの

だからあなたには神の心が宿る 

神殿のような存在で あって欲しい


葵よ!あなたは 

これからが本当の人生のスタートである!!!

人生は始まったばかりなのだから!!


時に孤独を感じる時が 

あるかもしれないが 

恐れるな!!!!


私が 共にいるではないか!

何を 恐れる必要があるのだ!


あなたは私の大切な子

あなたを心から 愛する


この始まりの世界は

永遠の魂の故郷である


この世界は 神と共に暮らす

永遠なる楽園なのだから!


永遠にだ!!


葵よ!

この始まりの世界の神の息吹を

決して 忘れないように!


強く望めば 聖霊の風が

あなたに 吹くであろう!


求めなさい!

求める者に 

最善なる世界が開かれる!


『希望という 世界を!!』


■□■◆◇


こうして 葵は

メーラレン湖の岸辺で目を覚ました

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