第327話 神具「ライトソード」

「私がこの2000年間蓄えてきた

悪根の力が 全て本体と主張する

お前に流れていたというが

それは違う!


悪に生きる事が人生でない

私は僅かな期間だが

神と共に生きる人生に

価値を見出す!

私こそ本物のアポリュオンであり

お前こそ偽りだ!」


「ふん!

何をバカな!

今から お前に私の力の全てを見せてやる!」


闇アポリュオンは

金の祭壇の四隅から

悪馬に乗る騎兵を解き放った!


「これらの騎兵は定められた時、日、月、年のために

人類の三分の一を殺すために兵器である!

火のような赤、くすぶった青

燃える硫黄の色の胸当てを着け

馬の頭は、獅子の頭のようで

口からは火と煙と硫黄を出している


僅かな接触で お前を一瞬の内で

消し去る事ができるだろう!

お前が四馬の騎兵を止められなければ

人類の三分の一は殺されるのだ!!」


妖精クイーン『ティターニア』である

光アポリュオンは静かに目を瞑ると

起源の存在:神に祈り求めた!


「我が神 主よ!

どうか闇のアポリュオンとの戦いに

さらなる力を与えたまえ!


彼女が備えし 悪の力は

私が犯した 罪の結晶であり

私の罪そのものです!


彼女を止められなければ

全世界で 多くの命が奪われてしまうでしょう


どうか私に 

闇夜の力を打ち消す 

太陽界を支配する偉大な神の力を!

授けたまえ!!!」


アポリュオンは

心を込めて 全身全霊神に祈った!



するとアポリュオンは手に

鋭い 光の剛剣を手にしていた!


『わが愛する子

アポリュオンよ!

そなたにかつて姉である

初代巫女エヴァに授けた

神具「ライトソード」を授けよう!


この神具は

ワールドの世界における

太陽界の光の武具を用いて

闇夜の力を完全に

打ち砕く事ができるだろう!!』


アポリュオンは神具「ライトソード」を手にすると

力強い一撃を繰り出すと

四馬の悪馬に乗る騎兵の動きを止め

彼らの闇の力を封じた


そして第二撃を放つと

闇アポリュオンに太陽光が覆いつくすと

闇夜の世界を完全に

消滅させる事ができた!


「そんな・・バカな・・

ライトソードだと!?

太陽界の神具を手に入れたというのか?

しかも・・闇夜の世界が飲み込まれるとは・・

信じられん・・・・私が負けることなど・・

許されないのだ・・ク゚ッ・・クハっ」


闇のアポリュオンは

2000年間 培った

全ての魔の力と共に完全に消滅した


光アポリュオンが得た

神の光によって

闇の力を完全に

打ち勝ったのである!

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