第271話 第六神災 「太陽消滅」②

葵巫女は

神覚醒により

より鮮明な未来予知が可能となっており

これから総裁ゴモラと

どのような戦いをすれば良いかを知る為に


≪起源の存在:神と

直接対話をしていた≫


≪巫女よ・・・

わたしはあなたに

命じたではないか!

強くあれ!

恐れてはならない・・

神を信頼し、突き進めと!

あなたの行くところ何処にあっても

私が共にあるのだから!!≫


葵巫女は『聖光の盃』を手にした瞬間

封じられていた第4の聖典が

天よりくだると

神との直接対話が可能となった


これまで神との

直接対話が可能であった巫女は

初代巫女のみである!


≪巫女よ・・・

あなたの手を天に向けて伸ばし

闇がアーサー国全土の上に降りて来て

闇に触れるほどにせよ!≫


葵巫女が天に向けて手を伸ばすと

アーサー国全土は3日間

真っ暗闇となった・・


人々は3日間

互いに見る事も

自分のいる場所から

立つこともできなかった


しかしルエラ民族が住む

カナンの地には

住んでいる所に光があった


◆◇


第五神災 「太陽消滅」により

アーサー国第2都市「ソドム」は

大混乱となった!


3万の兵士は戦意喪失し

市民の多くは

微かな光が宿る

カナンの地に向かう為に

奴隷として捕らえていた

ルエラ民族を解放し

ソドム脱出を図った


「頼む!

私達を助けてくれ!

このままでは闇に覆われ

我々は滅んでしまう・・


これまでルエラ民族に対し

奴隷として、酷使してき行為は

決して許されるものではない・・

本当にすまなく思っている

どうか私達の罪を赦して欲しい・・」



「あなた方の犯してきた罪は

あまりにも重い・・


しかし起源の神を信じ

巫女様に従うのなら

あなた方の犯してきた贖罪は

全て水に流しましょう!」


「ありがとう・・

この恩は必ず返します!!」


第2都市「ソドム」都民の9割が

都市を放棄し、離脱した

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