第270話 第六神災 「太陽消滅」①

その頃

第2都市「ソドム」において

総裁ゴモラ率いる重騎兵連隊

軽騎兵連隊と精鋭部隊が3万が

葵巫女率いる王都軍2万との

最後の戦いの備えをしていた


総裁ゴモラには

悪根の呪術者100人がおり

アポリュオンが所持する

『竜頭の指輪』の複製が

各人に配られていた


『竜頭の指輪』の悪根の力は凄まじく

複製であっても『準・極限魔術』を扱う力あり

呪術者ひとりで

葵巫女がアーサー国に到着した頃の

巫女の力を上回っていた


■◆◇


(葵巫女がアーサー国に到着した

10日前の出来事)


大規模な防衛策が図られた!

葵巫女は神具「琴笛」を用い

「巫女ヴェール」を被り

強く祈った!


すると突然

激しい地震が起きて

地が大きく揺れた

地面が割け、幾つもあった

道が寸断され、敵の兵士達が通れなくなった


(全て現実のような幻であり

アーサー国重騎兵連隊

軽騎兵連隊と精鋭部隊は

味方同士が攻撃しあう激しい混乱が生じ

1万の精鋭兵士達は地に倒れた)


■□◇ ■◆◇ 【巫女ヴェールの真価より】


総裁ゴモラは

今の巫女の力は計られていない・・


しかしある程度は予想していた

大陸エデンで第2の神具『モーゼの杖』を

先のバラク王との戦いで

「第4の神具『聖光の盃』を入手し

さらに覚醒し力を増している事だろう!


呪術者ひとりでは敵わないが

100人が『準・極限魔術』を扱えば

対等以上の戦いができる筈だ!


それに総裁ゴモラ自身

アポリュオンの秘術を授かり

力を数倍に増幅させていた・・が


実際は神覚醒した巫女の力

葵巫女自身も

まだ『聖光の盃』の秘めた力が

どれだけ優れたものであるか分かっていない


アポリュオンが何故

『聖光の盃』を封印する必要があったのか?


この後の戦いで

総裁ゴモラ率いる配下達は

巫女の神覚醒した力に

圧倒される事になるのだが・・


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