第189話 初代巫女エヴァのヴェール

これから巫女の力を

いかにして制限し

敵に悟らせないか?


葵巫女は自身から発せられるオーラが

どれほどなのか?

これまであまり意識してこなかったが・・・


守護者ナミが言うには

平常時で巫女の力をMIKO値と

表現するならば数値が49


人に与える影響は

精神が活性化され

能力値を10%上昇させる!との事

そして悪しき習慣等あれば

罪悪感が示され

自己覚知される!


しかし巫女が

特別な思いを込めて祈るならば

能力値はさらに30%上昇させ

その者の隠されたスキルが発動される

MIKO数値は299


そしてさらに巫女が断食をし

妖精族の加護を受けるナミや

使徒達が心を合わせて祈るなら

病が癒され、死者が復活することも

歴代の巫女たちの時代にはあったとの事!

MIKO数値は999


今回の目的地である大陸エデンは

初代巫女が生誕した聖地であり

「第2の聖典とモーゼの杖」の

秘宝が隠されている


その他の7つの大陸は未開の地が多く

第Ⅳ大陸:かつて暗黒の魔王が住んでいた大陸アシュル

第Ⅴ大陸:生物が生息ができない氷の大陸カイン

第Ⅵ大陸:生ける者と死にたる者とを審く陰府大陸サルディス

第Ⅶ大陸:永遠の命:妖精族の里がある伝説の大陸ワールド


死者を復活させる

「第3の聖典と武具」は

大陸サルディスに眠っているとされる


今後の「赤い星」組織との戦いが激化し

死者が出るような事があれば

「大陸サルディス」に

向かう必要も出てくるだろう!


「葵巫女様!

大陸エデンに初代の巫女様が

愛用されていた「巫女ヴェール」

我一族が長年保管していた物を

葵巫女様に使用して頂こうと持参しました


「能力制限」の

ヒントになると思われるので

是非、ご使用ください!」


「そのような貴重な品を!

ありがとう!ナミ


ヒナタ付けるのを

手伝って貰えますか?」


「勿論です!」

ヒナタはナミから受け取った

「巫女ヴェール」を葵巫女に装着した


すると一瞬時間の歪み・・・が


「こっ!これは・・・

初代巫女様の名前は

何というのですか?」


「巫女エヴァ様です!」


「エヴァ様は

とても優しい方だったようね・・・


そして情熱的な方

お人柄がヴェールを通して

伝わってきます!


そして最後・・

命を落とされる直前まで

このヴェールをつけていたようです・・


巫女エヴァ様は

どのような最期を?」


「それは・・・」


「伝承では悪の化身である魔王との

壮絶な戦いの末

命を落とされたと言われています!


しかしその結果

魔王の力も封じられ

大陸アシュルの地下深くに

閉じ込められているそうです!

しかし世の終わりに

再び復帰すると言われています」


「世の終わりですか....

それはいつ来るか分からない


『神のみぞ知る・・・』


しかし世の終わりの前兆の印が

第3の聖典に記されていると

語り継がれている


人には必ず死が来るように

世の終わりも必ず来る....

だからいつ終わりの日が来ても良いように

備えが必要なのである!


「生ける者と死にたる者とを

審く陰府大陸サルディス」


この世と次の世の狭間にあり

最期の審判がなされる!


あなたは『天国か地獄』

 何方の世界へ行きたいか!!


人類は問われているような・・気がする・・」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る