第172話 大陸エデンへ①

翌朝5時

葵巫女はひとり目を覚まし

ベットから起き上がった


昨日、MIKOシティーのセレモニーを終え

葵巫女はかねてから計画をしていた

大陸エデンへの旅へ出かける決意を固めていた


MIKOハウスのメンバーには

今日出掛ける事は

サラ以外には言っていない


(みんな!ごめんなさい・・

私は大陸エデンへ向かいます!

半年後には必ず戻ってくるから・・・

それまでMIKOシティーを守り

使徒としての働きに力を注ぎ

この国を守ってください!)


葵巫女は

サラに全員分の手紙を託し

皆が寝静まっている早朝に

MIKOハウスを出た!


門前には

ラッセル伯とヘルシングランド隊

隊長アーバスと隊員のマリーと

レオナルドが待機していた


「おはようございます!

葵巫女様!

お待ちしておりました

準備はできております!

いつでも出発可能です!」


「ありがとう!

ラッセル伯」


「しかし葵巫女様

本当にこの5人で良いのですか?」


「この人数がベストです!

ドルモンド侯に相談すると

兵士5000人を率いる必要があると言いかねません・・


これから「赤い星」組織が

いつ攻撃してくるかもしれない情勢の中

大軍勢を動員する訳には行きません


それに人数が多くなると

我々の動きを敵に察知されてしまう・・

それだけは避けなければなりません!


私は隠密に出掛けたいのです!

そして大陸エデンで

第2の聖典と新たな神具を

入手しなければなりません!」


「アダム皇帝とドルモンド侯には

手紙を書きましたから

突然出発する事に驚くでしょうが

これは世界を救う為でもあるのです!


MIKOシティもようやく完成し

使徒達の働きが

これからもっと重要になるでしょう!

この国は彼らがいれば大丈夫です!


私達は旅の間も

起源の存在:神に祈り

王都の平和の為に

世界平和の為に

祈ることを忘れないようにしましょう!


祈りが最も重要ですから!

良いですね!!」


「はい!」


◆◇


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る