応援コメント

郵便社の一番長い日(九)」への応援コメント

  • テオにとってもリカルドにとっても学んだことは大きかったようですね。特にリカルド、ライバルを手放しで褒めることができるのは素晴らしいことです。
    (テオを乗せてるのに無理しちゃうところが負け要員なのですよ……)

    作者からの返信

    航空機にかぎった話ではありませんが、技術者にとって自作を失敗作だったと認めるのはなかなか勇気の要ることなんですね。リカルドにとってリヴァイアサンは心の拠りどころのような存在だったのでなおさらつらかったのですが、それでも現実を受け止めたことで人間としても技術者としても一回り成長出来たのだろう……と思います。
    彼はプライドが高く負けず嫌いな男ではあるのですが、根は素直で理知的な人物ということもあります。そのあたり自分の負けを認めなかったために大事なものを失ってしまった第一話のバイルシュタイン氏とは対照的ですね。

  • リカルド・・・・・・ 気持ちのいい男!

    作者からの返信

    リヴァイアサンこそが世界最高の飛行機だと信じて疑わず、サラマンドラとユーリを一方的に敵視してきたリカルドですが、ここに至って自分が間違っていたことに気づきました。技術者としての視野の狭さをテオに、飛行機乗りとしての未熟さをユーリに突きつけられたことで、これまで彼を支えていた(そして自分自身を縛っていた)価値観は跡形もなく崩れ去ってしまいました。それでも反発したり癇癪を起こすこともなく、潔く敗北を受け入れたのは彼の根っこが素直で善良だからなんですね。
    サラマンドラにむかって呟いた「いい飛行機だ」という言葉は、彼にとって最大級の賛辞であると同時に、自分自身にかかっていた呪いを解く意味合いもあったのだろうなあ……と思います。

  • 社長さんは育ちが良いですね。混乱ぎみでも人の意見を聞ける。
    お嬢様を大切に思ってますね。

    作者からの返信

    リカルドは自信家でプライドが高く、悪い言い方をすれば傲慢で鼻持ちならないキザ男ですが、その一方で過ちを認める素直さも持ち合わせているんですね。とくに今回のような状況では判断の遅れが生死に直結するので、かつて墜落事故で死にかけた彼としては素直にユーリの指示に従わざるをえなかったのです……。ご指摘のとおり、今回はテオが同乗しているということも大きかったのだろうなと思います。