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2020年12月14日 09:01
息子の、戦死による特進の結果の階級を持ち出すことは、ばあさんには辛いことだったと思うのです。咄嗟の啖呵はきっと簡単にできることではなかったでしょう。一方でユーリと話して戦闘機乗りの思いを知ったのは彼女にとっても救いなはずで……めぐり合わせというのはあるものです。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!前話がミリタリー色濃いめだったので、今回は空戦は控えめで人間ドラマに振ってみました。お楽しみいただけたなら幸いでございます!ゾエばあさんは一人息子を奪った軍隊や戦争を嫌っているのですが、自警団に対抗するには階級を持ち出すしかなかったんですね。退役したとはいえ軍人には肩書が効果覿面なので……。ユーリと家族を守るためにはやむを得なかったとはいえ、死んだ息子をそういった形で利用してしまったことにはばあさんも胸を痛めたはずです。ばあさんはユーリに死んだ息子の面影を見ていたので、彼と言葉を交わしたことで心のわだかまりはかなり氷解しただろうと思います。ニコが戦闘機パイロットを目指していることを苦々しく思っていたばあさんですが、ユーリとの出会いを通してそのあたりの認識も変わっていったことでしょう。
息子の、戦死による特進の結果の階級を持ち出すことは、ばあさんには辛いことだったと思うのです。咄嗟の啖呵はきっと簡単にできることではなかったでしょう。一方でユーリと話して戦闘機乗りの思いを知ったのは彼女にとっても救いなはずで……めぐり合わせというのはあるものです。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!
前話がミリタリー色濃いめだったので、今回は空戦は控えめで人間ドラマに振ってみました。お楽しみいただけたなら幸いでございます!
ゾエばあさんは一人息子を奪った軍隊や戦争を嫌っているのですが、自警団に対抗するには階級を持ち出すしかなかったんですね。退役したとはいえ軍人には肩書が効果覿面なので……。ユーリと家族を守るためにはやむを得なかったとはいえ、死んだ息子をそういった形で利用してしまったことにはばあさんも胸を痛めたはずです。
ばあさんはユーリに死んだ息子の面影を見ていたので、彼と言葉を交わしたことで心のわだかまりはかなり氷解しただろうと思います。ニコが戦闘機パイロットを目指していることを苦々しく思っていたばあさんですが、ユーリとの出会いを通してそのあたりの認識も変わっていったことでしょう。