2話 は・じ・め・て?

「ったく、目ぇ離したらなんでこうなんの?」

「えへへー、優が来てくれてよかった」

はー、入学初日からこれか。

「そういや優、友達できた?」

「いや?そういう凛は?」

「作る気ないよー?」

ん?マジかよこいつ。

「だって人見知りだしー、友達は同じ中学のでいいしー!」

中学のは、俺だけだぞ?

「さって、今日のお昼どうするー?」

「どっかで食べるか?」

「さんせーい!」


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と、いうわけで、ハンバーガーのチェーン店に来た。

「ノーマルのハンバーガー8つとナゲット2つ」

「チーズバーガー1つとポテト1つ」

「かしこまりました」

凛は突然笑いだし、

「どんだけ食べるのー?あははははは!前まで小食だったのにー!」

「うるせぇ。ってかそれ何年前の話だ」

こいつ………。

「まーまー、食べよー?」

可愛いから許す。

「そういや、昨日の許嫁って何?」

「………………………言っていい?怒らない?」

「うん。……多分」

「まぁ、いいや。ちっちゃい頃、私たち『けっこんするー!』って言ってたでしょ?」

「ああ、うん」

「それで、親が、『だったら許嫁にしちゃおっか!』って」

「雑!?」

「そういうわけ。あ、安心して?押し倒されてもいいよ?だって………………………好きだもん」

可愛い!ってかおや!いい仕事してんな!

まぁ、親に文句は言うけど。

「………………………マジで?」

「うん。ずっと優のこと好きだよ?」

愛が重い!

「おなかいっぱーい!」

「帰るか」

俺は、凛の分も払った。


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「はぁ」

「んー?どうしたのー?」

「いや、マジの話だったんだな」

「証拠いる?」

「どうやってs」

俺の口が塞がれた。凛の唇によって。

「んー、恥ずかしいな、これ。私のは・じ・め・てだよー?」

つまり。

「ふ、ファーストキスぅぅぅぅううううううう!?」


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猫家桜です。

ちょっと展開、早かったかな?

うん、まぁいいや。

さて、次回から、多分甘々に!

ではまた次回!

See you again!

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