第43話

まえがき

この話を書き出して早1年、ここまで連載が続くなんって夢にも思っていませんでした。


とりま今年中には終わる予定です。


とりま、最後まで読んでいただければ嬉しいです。



ジン「やってくれたなリン王女!」


ギンをけるのに夢中になっていたジンが我を取り戻し、ほかの生徒が逃げた事に気が付いた。


リン「小さい事に気が取られ、プライドだけが高く直ぐに熱しやすい、あなた達一族は戦争時にも同じ様な事で多くの死人を出した、それが改善されていない貴方では上に立つべき人ではない。」


ジン「俺の事を知った風に!」


リン「さっきの事で貴方たち一族は何も反省してない事が見て取れました、そして今回は慈悲は無いものと知りなさい!」


ジン「慈悲だと!没落させただけでは飽き足りないと言いたいのか!」


リン「黒幕が居るでしょうが、貴方が主に招いたこの惨事が罪に問われないと思いですか?」


ジン「ふん!私は賢者だ!私が言うことは絶対であり、我が言葉は皆が信じる!」


リン「怠慢ですね、だからダメなんですが…それにすら気が付かないのは哀れとしか言えませんね。」


ジン「哀れなのはリン王女の方だ、これから私と奴隷契約を結んでもらい、結婚、王家に我が名が刻まれるのを何もできないまま見ているしかできなくなるのだからな!」


リン「命が有る限り抗って見せますわ!」


ジン「無駄な事を、私に賢者の石が有る限りこの運命に抗うことはできませんよ!」


ジン「さぁ、奴隷になる時間です、膝をつきなさい!」


賢者の石が淡い光を放ちリンに纏わりつく、その時部屋の入り口からジンに対し魔法攻撃が飛んできた。


ジンは背中からの攻撃に対応できずもろに攻撃を受け、ジンは吹き飛ばされ、魔法も魔法が霧散した。


ヒュージ「リン!大丈夫か!」


リン「ヒュージ君!少々怪我をしておりますが大丈夫です!」


リンはヒュージを確認するとその胸に飛び込み、気丈にも大丈夫だと言い切った、だが見た目には大丈夫の様には見えない、両腕は血だらけで今も止血されていない、できるだけ早めの治療が必要に見て取れた。


ヒュージ「リン、直ぐに学園から避難を、コロッセオに皆避難しているので治療をしてくれ。ジンは俺が捕らえる!」


リン「お気を付けを、彼が持っている杖の先端には賢者の石がはめ込まれております。」


ヒュージ「賢者の石か、又厄介な物を、貴重な情報ありがとう、治療に向かってくれ。」


リン「はい。」

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