第46話 迫りくる学園祭
なんだかんだで学園祭が前日というところまで迫って来ていた。
学校全体も学園祭に向けて準備に没頭していた。
その中に勿論僕たちのクラスに入っている。
「昇降口とクラスの前に貼る紹介の貼り紙作ってくれる??」
「わかった」
ぼくはそういって仕事をし始めた。
「私今仕事終わったので手伝いますよ!」
そう言って近寄ってきたのは三月さんだった。
「ありがとう」
彼女はにこりと笑って僕の隣に座ってきた。
「いよいよ学園祭ですね~~、気づいたらもう前日ですよ、つい最近出し物が決まった感じがしますよ~、時が過ぎるのは早いですね~~」
「そうだな~、それに今週はなかなかに忙しかったしより早く感じたよ」
「いろいろ作るものとか大かったですからね~~、まぁ今もやることは沢山ありますが......」
そう、まだまだやることは沢山あるのだ。
飾りつけはともかく席の配置とかしっかりとしたメニューが決まっているわけではない。やること、考えることが残っているのだ。
放課後から準備を始めるからあんまり学校にいられるわけではない。
故に作業がなかなか進まないのだ。
今の時刻は7時を回ったところだった。
学校にいられるのは遅くても8半くらい
学校は大体6時半前に終わる
そこからやるにしても最大で2時間しかやることができないのだ。
だからこんなぎりぎりになってまで作業している。
「できました~~雷斗くんはできました??」
「うん」
そう言ってノルマはクリアするこができた。
「あとはどこに貼るかですね」
「まぁそれは当日に決めればいいよ」
「それもそうですね」
「七瀬ちゃんたちやること終わったんなら明日のパフェのトッピング材料買ってきてくれよ!ついでにお菓子とかも買ってきてくれ!!先生からこれ使えってお金貰ったんだ!先生太っ腹だよな!」
先生いい人すぎんだろ
「分かりました!」
こうして買い出しに行くことになった。
「もう夜は肌寒いですね~」
「確かに少し寒い」
夏とは言えど夜は少し肌寒い。
「買う材料は~~~~ホイップとイチゴとチョコソースですね!あとフルーツ缶詰!アイス!あとビスケットとかも!」
「なんか多いな!!」
「これくらいないとパフェじゃないですよ!モリモリくらいが丁度いいんですよ!」
「そういうもんか」
「雷斗くん!明日一緒に回りませんか?」
「いいよ、もともと誘うつもりだったしな」
「え!?」
「そんなに驚くことか?まぁ当番のせいで全員で回れる時間は少ないかもしれないけど」
「あ.....そういうことですか..」
「あ!誘われてる友達いたならこっちに構わないでくれよ?」
「い、いえ!!楽しみにしています...!」
どこかいつもとは違う三月さんだったような気がしたが気のせいだと耳から流した。
「さぁ!つきましたよ!ちゃっちゃっと買って戻りましょう!まだまだやること残ってますからね!」
「そうだな」
つづく
あとがき
最後まで読んでくださった読者の皆様ありがとうございます!!!
さあ!次回からいよいよ学園祭編に突入します!
お楽しみに~~~!
いま物凄く絵がかきたい!!!
立花レイ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます