第13話 僕と美少女とデート対策
何故こんなことになってしまったのだろうか。
朝宮さんとデート???
円香さんに押し切られてしまったとはいえ少し考えが甘かった。
後先のことを考えずに”なるようになれ!”っていう思考になっていた。
僕にそんな大役務まるのか??
ホントに緊張と不安がすごい。
あ~~~~~!もう!どうすればいいんだ!!!!
それに朝宮さんも僕のことを誘おうとしてたって言ってたよな?
それはつまり...一緒に行きたかったってことだよな???
じゃあ朝宮さんは僕のことを...
いやいや!ないないないない!!!そんなこと...よな...??
まぁ誘おうとしてたってことは嫌われてはないみたいだしそれだけで十分良い。
さてこれからどうすればいい...僕にはデートスキルなんて持ち合わせてないぞ…
どういったところに行くといいとか根本的に分からん。
どこに行くべきなんだ???お買い物だけじゃ時間が持たないと思うが...
映画?ボウリング?
はぁ...アイツに聞くしかないか
ホントに調子に乗りそうだから聞きたくないんだが仕方がない。
僕は奴に連絡をした。
しばらくして返信が返ってきた。
「おいおい!高嶺の花って言ってなかったか??(笑)」
「半ば強引に決まったんだ!!!」
「そんなこと言ってちゃんと相談してきてんじゃねーか(笑)いつものお前ならこんなこと聞いてこねーぞ」
「朝宮さんに恥は搔かせられないからな...」
「そうか、まぁとりあえず服は前買ったのでいいとしても行くところだな、決めてないのか」
「一応お買い物をするってなっているけど...」
「なるほど。お買い物し終わってからのことをどうすればいいか」
「映画とかが無難か?」
「お買い物してから映画は結構きついぞ」
「それもそうか」
「冬だったらイルミネーションとかいいんだけどな~」
「お花見ならいいんじゃないか?」
「お花見か~、ありかもな」
「俺はイルミネーションやってるときに行ったことあるがなかなかもものだったぞ」
「それはイルミネーションやってるからじゃないのか?」
「それもあるかもしれないが、行ったら行ったで結構良いと思うぞ?」
「まぁそうか、お花見にしようか」
「決まりだな」
「サンキューな」
「頑張れよ」
「おう」
ある程度のことは決まったのであとは朝宮さんに聞くだけだ。
聞くだけなんだが...時間がたって聞くのって割と恥ずかしい。
なかなかぎこちなくなるのがオチなんだよ...
タイミングを計るか
朝宮咲奈
雷斗くんとデート!?!?!?
それに雷斗くんから誘ってきてくれるなんて...!!!
円香さんが何か言ってくれたのかな?
嬉しい...
けどどうしよう...!!!!!
何も考えてないや...
と、とりあえず...!服から選ばなくちゃ!!
う~んどうしよう!!
どっちがいいかな??
雷斗くんどっちが好きかな...?
わかんないよ~~~~!!!
よし...!
これでいこう!
決めたのは白いTシャツに黒の長ズボン。
シンプルだけどこれがまたいい。
派手なコーデよりシンプルのほうが雷斗くんは好きそうだし...!!
好きだといいな...!!!
似合ってるって言ってくれるかな?
言ってくれるといいな!!
あとは出かけるところだよね...!
どこがいいかなっ!
と、そんなことを考えているとドアをノックしてくる音がした。
「朝宮さんちょっといいかな?」
「雷斗くん!?ちょっとだけ待って!!」
どんなコーデで行こうか迷っていたから服が散乱していた。それにデートで着ていく服も着ていた。
私は慌てて服を着替え整頓も済ませた。
「ごめん、急に来てしまって...」
「謝らなくていいよっ!それでどうしたの?」
「その、デ、デートのことなんだけど...行くところ考えたんだ。バイト用の服とか買いに行ったり、汚れてもいいような服とか買っておいたほうがいいかなって!それも踏まえてお買い物っていうのと。あとはお花見しようかなと...どうかな?」
「そんなに考えてきてくれたんだ...!うん!いいよ!そのプランで行こうよ!」
「そっか!よかった!じゃあ決まりだね!」
こうして予定が無事決まった。
ふぅ...平常心平常心!!
最近雷斗くんと会話するだけで緊張してしまう。
いつもどおりで...!!
楽しみだなデート!
私の初めてのデート
雷斗くんとで良かったな
私は胸を膨らませていた。
そして決意
一歩先に行くことを。
もっと先に繋げていくために...!!!
つづく
あとがき
最後まで読んでくださった読者の皆様ありがとうございます!!!
今日また深夜になりますが投稿する予定ですのでそちらのチェックもよろしくお願いします!!それではまた~ 立花レイ
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