オレがヘイターを嫌う理由

 まだ、「ファンタジーの描写の正確性」とか、意味不明な議論をやってるのか……。


 オレは、ネットで悪口や批判を言う行為はあまり好きではない。


 なぜかというと、


「そういう意見によって死に体になったジャンルを、たくさん見てきたから」



 SFも、本格推理も、ハイファンタジーも。

 で、これからはラノベだって。


 みんな、

「先鋭化したファン気取りの批評家」

 によってあらされていった。


 心無い批評家は、本物のファンではない。

 自分の知識をひけらかしてマウントを取りたいだけだ。


 愛が強すぎるだけかもしれない。

 マジで憂いている人も、中にはいるだろう。


 だが、そういう人は言葉をちゃんと選ぶ。

 ツッコミと悪口に、ちゃんと違いをもたせるものだ。


 言いっぱなしジャーマンは、ただの悪口である。


 議論ならまだ許せる。


 しかし、「警察行為」のような

「揚げ足取り」

 は、あまり好ましい行為とは言えない。


 第一、「素人を排除しようとする行為」自体が、ジャンルを滅ぼしてしまう。


 先鋭化し、頭のいい人たちだけの文化になったジャンルは、どうなった?


 すべて衰退したではないか。


 純粋になったわけじゃない。

 誰からも愛されなくなっていっただけだ。


 なので、「わかりやすくなった」というのは、ある種の進化なのだ。


 これを「劣化」と一部マニアが言っているうちは、ジャンル衰退の危険がある。

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