ノベプラが動画配信もできる予定について

 なんでも、ノベプラで「動画や音声サービス実装」の予定があるとか。


 そう考えると、「ちとコン!」って先見の明があるなーと。

 音声などの「小説以外のツール」が、ちゃんと小説の特典として機能すると知っているんだから。


 とはいえ、不安という声もちらほら。

 小説としての純粋性が損なわれるのではー、とか。

 

 オレとしては、「そんなことはない」と思っている。



 むしろ、オレは

「純粋に小説を読む人だけを相手に商売するのは、限界がある」

 とさえ感じている。


 それぞれのサイトが、

「読書習慣のない人を、いかにして読者として引き込むか」

 にスポットを当て始めたのではないか、と。

 

 実は、動画・音声のサービスは、今や「新人賞の特典」になっている。


 しかも、その賞を運用しているのは、あろうことか「なろう」である。

「なろう」が、小説の音声化に乗り出しているのだ。


 優秀作品は、「声優・植田佳奈さんの声で朗読される」というのが、特典である。


 それ以外にも、音声など「小説媒体以外のアプローチ」というのは、以前からあったのだ。


 アップした小説を、音声化してくれるサイト「ライトーン」。

「モノガタリードットコム」では、音楽ユニットの「YOASOBI」が、歌詞の素材となる小説を募っている。

「夜を駆ける」などの曲は、元が小説だ。



 他にも、作家でありイラストレーターの「毘沙門天ゆるいこ」さんは、

「漫画同人誌イベントで、自作オリジナル小説を売る」

 という修羅道を、

「PVを作って流す」

 という手法で挑み、見事完売した。




 このように、「工夫次第でどうとでもなる」というのが、オレの考えだ。



 だからって「今すぐ自作のPV作れ」なんて言われても困る。

 

 が、使い方次第ではあなたの作品は化けるかも知れない。


 それこそ、今まで存在意義が問われていた「詩」部門の方などは、今こそ飛躍のときなのでは?

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