異世界ファンタジーだろうが、古畑やりたい!

 異世界舞台のミステリを書いて、オレが言いたかったことは、



「不人気だろうが、知識に乏しくても、【異世界ミステリ】は書いてOK」


 ということだ。


 なにもオレは、異世界舞台のミステリがやりたいわけじゃない。


 異世界で「古畑」がやりたい。


 こっちが正解。


 犯人と刑事の探りあい。

 追い詰められつつ、かわす犯人。

 犯人が残した綻び。


 そして最後は、読者への挑戦。


 こういう一連のやり取りができないか?

 と思いかんがえたのが、昨日あげた作品。


 異世界でミステリとなると、どうしても謎解きだけにスポットがあたる。

 そうではなく、上記の流れが書きたい人もいるはずだ。


 なにより、企画が通りやすいかと。


「異世界を題材にしたミステリやりたいんですよ」

 となると、成功例の少なさから敬遠されるだろう。


 また、読者ウケも悪そうという印象も与えてしまう。

「失敗するから、やめたほうがいいよ」

 と言ってくる人たちもいるだろう。


 そこを


「コロンボや古畑みたいなんをやりたいです」


 という方が、単にミステリ書きたいというよりイメージしやすい。


 

「あ、なんか面白そうかも」

 と思ってもらえる。


 また、別に殺人に限らなくても、


「COCのテーブルトークのような、邪神復活阻止」

「宝石を盗みに来た怪盗が、ターゲットのある博物館の下見で主人公に遭遇、心理戦開始」

「ホームズの話にもあった、貴族が隠し持ったスキャンダル文書の秘匿」


 というアプローチだって可能だ。

 犯罪者が相手なら、ファンタジーだろうが関係ない。


 やってやれないことはないのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る