　女子高校生（１６）に売春をさせたとして、神奈川県警少年捜査課などは３１日、横浜市神奈川区の女子高校生ら３人（いずれも１６歳）を児童福祉法違反容疑で逮捕したと発表した。

　県警によると、１人は「知らない」「わたしは関係ない」と否認、ほかの２人は「お金がほしかった」と容疑を認めているという。

　容疑は、８月１９日～８月２３日、同市保土ケ谷区の県立高校１年の女子生徒に、横浜市のホテル内で会社員男性３人（４４～５１歳）から現金を受け取って、みだらな行為をさせたとされる。

　男らは、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で書類送検されている。

　県警によると、少女らは伝言サービスなどを通じて男性客を募り１回１万５０００～３万円で女子生徒に売春させていたという。

　７～８月に３０回近く売春させ、得た全額約９０万円をすべて取り上げていたとみている。

　女子生徒と少女らは高校の同級生で、生徒が他人に少女の電話番号を教えたことからトラブルになり、「個人情報を教えたのか。売春してでも金を払え」と生徒に因縁をつけて売春を強要し、約１か月間で、ツーショットダイヤルで募った３０人前後の相手をさせていたという。

　３人は、代金約９０万円全額を巻き上げ、飲食代などに使っていた。

　生徒は「怖くて逆らえなかった」と話しているという。

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