村上春樹から始まった、独特の距離感がある二人の日常は、純文学映画や昨今の独特な恋愛映画のような静けさで進行します。この先、二人の関係にどんな顛末が待っているのか。二人の青春は、いつまでも輝きつづける懐かしい日々となるのか、はたまたその逆となるのか、結末までこの二人と流されていきたくなる小説です。
色々書いてみます
七階に図書室があるという高校。そのために神奈川県に位置しながらも、図書室からは富士山を見ることもできるという風変わりな舞台です。この舞台の設定がなんとも良い雰囲気を出しています。小説だから景色…続きを読む
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