第4話
その頃、俺達が
組織の追っ手の
総リーダー
「くそー!…しょうがねぇ…
おい!
そんで、こう言え!
これから、カメラが付いてる店も入って、
それから、こっちから
店の中には入るなってな!!
組織の
「分かりました。」
組織の下端Aは、持ってきたバッグから
その電話を
自分達の持ち場で、捜索できなかった店や建物の所へ
組織の下端A
「
各班、店の前に
総リーダー
「おう、そうか。フ…お前、なかなか使えるな。」
組織の下端A
「ありがとうございます。」
総リーダー
「おう。…それから、各班から連絡来たら、
そのまま、
組織の下端A
「分かりました。」
総リーダーはそう言うと、
上を
総リーダーの頭の中では、シュミレーションが、
「…
…
外には、ガラの悪いのが、ゴロゴロ居る…
更に、さっきからバタバタしてるんだ…
誰が
いや、もう通報してるかも知れねぇ…
しかし…
カメラに映るのは、
全くやりずれぇ…。」
総リーダーが考えを
組織の下端A
「
総リーダー
「あー、分かった。
組織の下っ端A
「各班突入!…聞こえたか?!各班突入だ!
行け、行け、行けー!突入、突入!。」
各班のリーダー達が、
各班のリーダー
「突入した。」
「今、入った。」
「OKだ。」
「今入った。」
「突入。」
「行ったよん。」
「二人入りました。」
「OK此方も行きます。」
組織の下っ端A
「了解、了解、了解、……総リーダー、各班突入したようです。」
総リーダー
「よし!…それじゃあ…。」
総リーダーは、其処に居た
総リーダー
「おい!お前とお前、
この店の中に入って、捜してこい!
それから、電話は
組織の下端B
「分かりました。」
組織の下っ端C
「はい、それじゃ入ります。」
組織の下っ端Cは左手に電話を持ち、
二人は店の中に入り、
奥へ来て、直ぐに二人は何かを見つけた。
組織の下端B
「え、何だこれは!なんだよこれ!
どうなってんだ!。」
組織の下っ端C
「はぁ、どうなってんだよ!…え!これは…。」
組織の下端A
「ん、どうした!何があった!報告しろ!おい!聞こえたら、報告しろ!。」
組織の下っ端Aは、電話でガナッている。
総リーダー
「?…ん…?おい、何があった!…チッ、
組織の下端A
「あ、ハイ、分かりました。どうぞ。」
組織の下っ端Aは総リーダーへ、電話を急ぎ渡した。
総リーダーは、組織の下っ端Aから電話を
総リーダー
「おい!どうした!何があった!報告しろ!聞こえたら、報告しろ!。おい!。」
その頃、ショックで一時的に
組織の下端B
「は、はい…な、中には誰も居ません。そ、それより…あのー…。」
総リーダー
「どうした!なんだ!…くそ!もういい!。」
総リーダーはそう言うと、
いても立ってもいられず、監視カメラのことなど忘れたかのように、
すかさず店のドアを開き入って行ったのだ。
そして、店の奥へと入って行った総リーダーが二人の下っ端のところで見たものは…
総リーダー
「……!!こ、これは…くそー!やられた!
此処に
そう言うと、総リーダーは持っていた電話を、床に叩きつけた。
電話は壊れながら、薄暗い
そしてそのまま、しばらく動かなかった。
そして、少し間をおいて冷静さを取り戻すと、
そして組織に電話を入れた。
総リーダー
「あ、俺です。
…あ、ハイ。ええ、そうですね…。はい…はい…分かりました。はい、戻ります。」
組織の総リーダーはそう言うと、ゆっくりと
そう、ゆっくりとゆっくりと…
そうして店の外に出て来た。
店の外に出て来た総リーダーは、左右を何気なく見ながら、
そして、また、ゆっくりと歩きはじめた。
その
え!何があったんだ!というような、
頭の上には???が沢山あるように、
組織の下っ端達
「え、一体どうしたんだ。
え、え、何だ。何なんだ?何?。
ん、どゆこと。何がどうした。」
そしてその中の一人が、その
組織の下端A
「あ、あのー、どうかされたんですか?。」
総リーダー
「……ん、ああ、すまん、何だった?。」
総リーダーは、心ここに
そして、組織の下っ端Aはもう一度聞き直した。
組織の下端A
「あ、いえ、あ、あのー、どうかされたのかなーと…?!。」
総リーダー
「…ああ…いや、とにかく…
全員に連絡を入れろ…全員
組織の下端A
「え!ハ、ハイ!わ、分かりました!!連絡します!。」
そう言うと、総リーダーは
そして、歩きながら何気なく見張りの男に話しかけた。
総リーダー
「なぁ、おい。勿論だとは思うけどよ…、店の外には、誰も出て行かなかったんだな?!。」
見張りの男
「あ、えー、ハイ。俺が
総リーダー
「! おい!ただ…ただ何だ!言ってみろ!!おい!!。」
総リーダーの、そのあまりの
見張りの男
「え、あ、あ、あの、えー、ハ、ハイ。
写真の男達は見てませんが、……
ただ、タクシー運転手が店から出て行きました。それからタクシーが店の前で停まってました…。
…多分俺が見張る前に店に入って、飯食って帰ったんだと思います。あ、それと、あのー、タクシーに…。」
総リーダーの顔はみるみる紅潮し、
そして、
総リーダー
「バ、バカヤローが!!テメェ!
飯食ってただと!アホが!…
くそ、おい!それから何だって!
まだ何かあんのか!タクシーって何だ!おぅ!こら、早く言え!。」
見張りの男は、その怒号に完全にビビってしまっている。
見張りの男
「い、いや、あ、あ、あ、あの、ハ、ハイ。えーと、ゴクン…み、店の前
に、タ、タクシーが、あの、店の前に停まって、…ちゃ、ちゃんとは見えなかったんですが、
ふ、二人、…い、い、いや、三人ぐらい、三人ぐらいの男?女?も…、いや、だと思うんですが、え、えーと…いや、多分男だと…あ、あのー…。」
総リーダーは、右手で髪の毛をグシャっとしながら、
総リーダー
「あーーー!もういい!!!バカが!
そいつらが、俺達が追ってた奴らだろうが!!。」
見張りの男
「え、ええ、あ、い、いや、だ、だって、
本当に!ええ、そりゃ本当に!。」
総リーダーはそれを聞き、呆れながら言う。
総リーダー
「…はぁーー、アホが!だからお前はバカなんだよ!
そいつら、変装してただけだろが!ボケ!。」
見張りの男
「!え、あ、あ、アワワ…そ、そ、ま、まさか、え、あ、い、いや、そ、そんな…。」
どんどん青ざめていく見張りの男から、
視線を
天を仰ぎながら、総リーダーはまた、ゆっくりと
そして、
すると、総リーダーは突然立ち止まった。
そう、何かを
総リーダー
「そうかー!!あの時すれ違った、あのタクシーか!!!
くそー、そうだったのか!
此方へ向かってた時、すれ違ったあのタクシーへの、何か分からない
総リーダーは、そう独り言を呟くと、また右手で髪の毛をグシャっとしながら、乗ってきた車の中に乗り込んだ。
その黒いワンボックスカーの、
総リーダー
「………フーーー……」
総リーダーは、深くため息をついた後、何も言わず、視線はずっと床を見つめていた。
そして組織の下っ端達も、各々乗って来た車に、
「バタン、ドン、バタン。ドン、ドンドン。バタン。」
車のドアが閉まる
「キュルキュルブーン。キュルブーン。ブーン。」
エンジンの
その頃、まんまと脱出に
そして、これからどう手を打つか、話し合いをしていたのだった。
そして…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます