第8話
楽しい夏休み
もうすぐ夏休み、母子家庭になったからって、どこにも行かなかったら子供達が可哀想だけど、あんまり予算も無いし、1人で3人連れて行くのって大変だし、と悩んでいた。
週末は多摩川で、航のサッカーの応援でリフレッシュ!
そんな私の気持ちを察してくれた、サッカーママ&パパが、皆んなでキャンプに行こう、と誘ってくれた。
航は喜ぶだろうな。七海も、みなみもキャンプは初めてだ。
私が車の運転が下手なのを知ってる皆んなだから、ウチの車は翔ちゃんのママが運転して下さることに。
翔ちゃん、徹ちゃん、寛太くん、山ボン、ウチの5家族で、って皆んなが計画して下さった。
セレブでハイスペックなサッカーママ&パパ達なのにハワイとか留学じゃなくて、南アルプスのキャンプ場に行こう、とかサラッと誘ってくれ、本当に素敵だ、嬉しくて思わず泣いてしまった。
色々あって、旅行なんて出来る状態じゃなかったから、やっぱり離婚して良かった、と思った。
子供達は、ずっと父親不在で淋しいかもしれないけど、航にはサッカーパパが、いつでも温かく接してくれている。
七海も、バレエのお団子を自分で出来るように頑張っているけど、りっちゃんママが手伝って下さるみたい。
みなみは、幼稚園バスを実家から乗る事になり、お弁当はママが、バスの見送りはパパがしてくれ元気に通っている。
そんなわけで、頑張ってる子供達にスペシャルな夏休みをプレゼント。
夕食の時にキャンプの話をしよう。
「あのね、サッカーママ&パパが、夏休みにキャンプに連れて行ってくれるんだって!」
って言ったら、子供達みんなが「エーっ、本当?ヤッター!」って凄く喜んでくれた。
もう毎日、キャンプが楽しみで仕方ないです。キャンプ場の予約や食材の手配も、ママ達がしてくれ、私は同行するだけ、申し訳ない。ありがとうございます。
さて当日、お天気も良くて、渋滞も無く、あっという間に南アルプスに着きました。
まずは、皆んなでテントを張り、準備オッケー。
バーベキューも、美味しい、食べる食べる、焼きマシュマロが、子供達に人気です。
川で魚の掴み取りをして、また焼いて、遊び疲れたから、温泉に。
そして星空を見ながら、子供はおやすみの時間。
大人は、ゆっくりコーヒータイムとワインでのんびり...。
1人でなんて、何も出来ないよね、パパとママとサッカーママ&パパ、りっちゃんママ、そして友三、本当に本当にありがとう!
感謝感謝です!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます