第4話妹、変身する
「はぁ、、、」
「何よ榛名。愛しのお兄様の愛情弁当食べれないの?なら」
「渡しません」
「あはは、なーちゃんソコは譲らないんだ。海ちゃんも大概だね~」
私は斎藤榛名(さいとう・はるな)、この二人は親友の大門七海(おおかど・ななみ)さんと、朝倉望(あさくら・のぞみ)さんです。
「貴女達、大丈夫?」
「あっ、のぞっち!」
「望、お前」「望さん」
「望、私一様担任教師なのだけど?」
彼女は雨宮希(あめのみや・のぞみ)先生、私達の担任教師です。20歳の若手女教師で、生徒と仲も良い素晴らしい担任です。
「お話し中ごめんなさいね、でも」
「にゃ~、三人とも魔族が来たわよ。魔法少女出現にゃ!」
「「「アリーナ!」」」
この黒猫はアリーナ、私達の仲間です。
そう、私こと榛名、七海、望、希先生の三人は魔法少女なのです。一名恥ずかしがっていますけど。
「ぶー!ご飯たべてない!」
「望、我慢なさい。榛名、行くわよ」
「うん、、、」
「「「「コピー魔法!」」」」
コピー魔法、自分の分身を作り出し一定の戦闘が終わるまでの間、授業とかに出てくれる大事な魔法。
「「「「デバイス起動、マジカルチェンジ!」」」」
バングル型のデバイスに魔力を流して、私達は変身します。
「魔法少女マジカルクイーン!」榛名
「魔法少女マジカルナイト!」七海
「魔法少女マジカルビショップ!」望
「魔法少女マジカルキング!」希
「行くわよ皆!」
「うん、わかったわキング」
私はキングに返事をし、ナイトとビショップも同様に頷いている。
「テレポート!」
テレポート、自分の行きたい場所や魔族の近くまで転移できる魔法。勿論、使い勝手は良いです。
「ちっ、来たな。魔法少女ども今日こそこの魔界騎士ダグラス様が倒してやるわ!」
「それは不可能だ。私達はこの街の平和を守る!」ナイト
「守るものがある限り、負けられない。」
クイーン
「だからダグラス、貴方は負ける!」
ビショップ
「そう、私達魔法少女が魔界に送り返してあげるわ!行くわよ!」キング
「「「おお!」」」
「魔法結界、展開にゃ!」
「いくぞ!」
ダグラスは剣を持った魔界の騎士。何時も卑怯な事はしないで、たった一人で私達に挑んでくる。でも、何時もギリギリだ。
「マジカルアロー!」
「効かぬ」
「嘘!」
私の放ったマジカルアローを切って、私に一撃を加えてこようとするダグラス。
「クイーンを守るのはナイトじゃないと」
「マジカルナイト、今のダジャレ?寒いよ~ブルブル。ってことでマジカルアイスストーム」
「忘れてよ!マジカルブレードストーム」
「ぐっ!ダークネスカッター!」
黒い斬撃が2つのストームを相殺する。
「いくわよ皆!」
「「「「4人の力を1つに込めて!
マジカルシャインストーム」」」」
「ギャャャャャ!!!」
戦闘が終わって少しあと
「、、、正直後片付けする身になれにゃ!毎度、毎度、なんでアイツが来る時だけ秘技魔法を使いまくって街破壊するのにゃ!いくら魔法で直せると言っても疲れるんだにゃ!」
「「「「ごめんなさい。」」」」
秘技は魔力を沢山使うのだけれど、ダグラス相手に普通に戦うとキツいから、そんな理由で皆秘技魔法を使って短期決戦に持ち込むのだけれど、街の被害は酷い。いくら結界を張れば民間人が消えると言っても、家を壊したんじゃ怒られるですまないから、アリーナが何時も直してくれるの。
「アリーナ、、、わかったわ。あとで家に行きましょう。兄さんに特別猫用魚料理作って貰うから。それで許して。」
「!、、、しょっしょうがにゃいにゃ!確かに、戦って貰っている割に、、、ごめんにゃ!けっ、決してハルニャの佐月さんのご飯目当てじゃないにゃよ!ないにゃよ!」
そう、アリーナは兄さんの作るご飯が大好き。一様、希先生の飼い猫となってはいるけど、兄さんの料理が美味しすぎてよく遊びに来るの。ついでに兄さんと一緒に寝てる。
「なんにゃ?」
「何でもないわ。」
危ない、顔に出てた。
「もぅ、はやく中学校に帰るわよ。」
「「「ラジャー!!!」」」
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