あなたも、勇者になりませんか? 6
「マギア、この辺に町っていうか、村ってないの?」
「あるけど、あんたってやっぱりこの辺の人じゃなかったのね」
無意識に訊いてたけど、マギアは思った以上に頭がいいから気をつけないと。
でも、近くに村があるなら安心。
「よし、これでやっと、私にも仲間ができたわ」
心の声が漏れるタイプの人だ。
なんか、頭がいいのにこういうところがあると、なんだか残念な気持ちになってくる。仲間として。
「ねえ、シズ。やっぱり、パーティーとしてやっていくなら、
「
「いや、
うんうん、と私は聞く。
「まあ、勇者も他の役職よりはもてるけど、大して変わらないわ。でも、
なるほど。
てか、なんかマギアが自慢気なんだけど。
というか、無性に腹立つ。今のマギアに、無性に腹立つ!
なんか、あの勝ち誇ったような笑顔がめっちゃ腹立つ……!
そんな思いを抱きながら、私たちは町へ向かった。
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