絶望のいま
涙が止まらなかった。人のことで、こんなにも泣いたことはない。そして何より、彼女の声を全く聞けずに死に別れた、ということが、1番の心残りになった。
声だけでもいいから聴きたかった...。結局僕が告白した後から、全くやりとりをしていない。僕が送った手紙さえ、読めていたのかわからない。
様々な悔恨が、頭をよぎった。
もうなにもしたくない。
色々なことが、もうどうでもいい。
そんな思考回路のまま、夏休みを消費していく。あぁ...。いっそ僕も死ぬか...。そんなことさえも思い始めた。
どんどんメンタルが崩れ落ちていく。食欲も全くない。
そんな無意味な日々を貪っていた。そんな中、突然家にインターホンが鳴る。
彼女の母親だった。そしてあるものをもらった。
「手紙...か...?」
僕はまず自分の部屋に戻る。
そして僕は中身を取り出しそこに書いてあった文字を目で追っていった。
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