第12話 3人暮らし
朝食を終えると、中島さんは洋服を着ていた。背中にはバッグ。
「ごめんよ。俺にはここでの生活は無理だ」
裸の3人を見つめて、中島さんはそう言った。
「また、いつでも来ていいからね」
由香里は甘えた声でそう言った。
「慎一、ありがとうよ」
中島さんは、そう言うと振り向いて玄関の重い扉を開けて出て行った。
残されたのは、俺、慎一と、由香里と美香子。
毎日、一日中セックスをするというのも、飽きるし、疲れる。
美香子さんは、お金になるから続けるだろう。俺は、毎日、美味しい料理が食べられるだけで十分だ。わからないのは由香里だ。清楚な令嬢。アンダーヘアーはストレートで多い。玲子とは対照的だ。何がって。何もかもだ。
俺はまだ美香子さんとやっていない。由香里が好きだ。美香子さんは40代だ。しごろの、脂の乗り切った年頃だ。やってもいいのだが、由香里に遠慮している。しかし、中島さんがいなくなった以上、やるしか無いだろう。その時は、3Pからだろうか。いろいろ想定する。時間はまだ朝だが、黒毛和牛のステーキが食べたくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます