第10話 新生活

俺はマンションの荷物をすべて捨て、玲子がプレゼントしてくれた豪邸に引っ越した。もちろん、由香里も来ている。それだけではない。家事専門の家政婦さんと、一流のシェフも一緒だ。通いではない。同居生活なのだ。

部屋は1階に4部屋。2階に6部屋。30畳のリビングで、今日は転居のパーティーだ。もちろん、玲子も来ている。そして、俺は中島さんを呼んだ。

大理石のテーブルの上に、豪華な料理が並ぶ。お酒はハイボールのみ。ロマネ・コンティはない。

みんな裸である。裸族なのだ。家政婦さんもシェフも裸だ。由香里は俺の隣に座り、俺のペニスを楽しそうに触っている。

中島さんは何が起きているのか分からあず、口をポカンとあけている。

玲子がシェフを呼び、シェフのペニスを咥えた。

「お嬢様、それは別料金になりますが」

「いくら」

「一万円」

「じゃあ、いいわ」

由香里はすっかり出来上があり、俺の膝の上で寝てしまった。

中島さんと家政婦さんは、二人で檜の風呂に入っている。

玲子は、すっかり怒ってしまった。

「シェフ。貴方は解雇。今すぐ出て行って」

「狂っている」

そう呟くと、シェフは家を出た。

風呂場から家政婦の嬌声が聞こえる。

「私たちもお風呂にゆきましょう」

玲子は言った。

「由香里は」

「寝かせとけばいいじゃない」

俺と玲子は風呂場に行った。ここから先は書けない。

これが、俺と由香里の新居初日だった。

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