第9話 プレゼント
今回は、ミスドではなく高級ホテルのラウンジだった。呼び出したのは玲子。呼び出されたのは由香里と俺だ。
玲子は俺に言った。
「由香里がね、貴方と暮らしたいんだって。良いでしょ。だから私は、家をプレゼントしてあげる」
一瞬、耳を疑った。由香里は真剣な目で私を見つめている。
「俺は、プーのグータラだよ」
由香里は頷いた。
「私、あなたのおちんちんじゃなきゃ、ダメなの」
はあ、俺はセックス・マシーンか。でも由香里は良い女だ。小さな胸がいい。適度に華奢だ。おいおい、考えるのは身体のことだけか。
「俺は、料理も出来ないし、洗濯も出来ないよ」
「そんなの、お手伝いさんを入れれば良いじゃない。月50万くらい?」
玲子の資産は100億円以上らしい。いずれは、今の旦那と離婚して、由香里と俺の新しい家に引っ越すのだと言う。
天国なのか、堕落なのか。俺は頭が混乱した。
「さあ、新しい家を見に行きましょう」
玲子がそう言うと、3人はハイヤーに乗った。
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