第10話 遊誘

「おー!伏野くん、さっき担任から呼び出されてたけど、何かあったん?」


職員室から教室に帰ってきた伏野に話しかけてきた金髪に眼鏡をかけたクラスメイト、次石収斗は話しかけてきた。


「ああ。なんか意味がよくわからんもの頼まれた」


「よくわからないもの?まぁ、いいや。そーいえば伏野くんってさ、中学生の時、サッカーやってたんだよねー?」


「ベンチだったが、確かにやってたぜ」


「よっしゃ。もし良かったらなんだけさー、今度の日曜、他クラスも込みで行事前フットサル交流会みたいの開こうと思っているだけど。良かったら来ない?」


「ちなみに聞くが、それは女子生徒は来るのか?」


「もちろん。女子が来ないとこんな会開く意味ないからなー」


「わかった。なら、這いつくばってでも行ってやる」


「りょーかい」


伏野の日曜日の予定が埋まった。

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