第11話

じゃんけん、ぽん!


大介

うわあああ。まじかあああ


賢人

よっしゃ!


やった!


男3人は一人暮らし。

宿題のレポートをどこでやるか決めているのだ。



大介

俺んち汚いよ?!


沙羅

良いじゃーん


彩花

おじゃましまーす笑


後日~


みんなで大介の家の前に集まった。

マンションのドアの前。


ピンポーン。



はーい。。。


ガチャ


部屋着にボサボサの髪。


大介くんは嫌そうな顔をしている。



沙羅

なにこの部屋、きたなー!


彩花

ほんとだ!あたし入りたくない!


賢人

じゃあ俺は入っちゃおー。


おじゃまします・・


しょうがないなあ。


彩花

もう、ちゃんと片付けなよー


なぜか、沙羅と彩花で大介の家を片付けている。




奥のドアを開ける。


「入るよー!」


「いや、そこはダメ!」


なぜか必死で止める、大介くん。


賢人

んー?大介怪しいぞー?(ニヤニヤ)


沙羅

まさかエロ本?


みんな


大介

ちげーわ!

ああ!もう。

そんなに入りたかったら入れよ!


沙羅

おじゃましまーす


ガチャ


あれ、ここ・・

そこは普段使っている大介の部屋だった。


まず目に飛び込んできたのは、椅子だった。


それもただの椅子じゃなくて、とても座り心地が良さそうな、頭を置く場所もある高級な椅子。


この椅子見たことがある、と彩花は思った。

そうだ、ネットの生配信やゲーム実況する人がよく使っている椅子。


「座り心地が良い」らしい。

誰かの配信できいたことがある。


椅子の前にある机のうえには、テレビが二台。

じゃなくて、これは・・・


パソコン?


二つ並んだテレビのようなものの前にはキーボードが置いてある。


その横には、マイク。


レコーディング風景に登場しそうな本格的なマイクだ。


そして、ごついヘッドフォン。


「ここって・・・」


彩花は呟いた。


体が暑くてたまらない。


自分の熱で暑くてたまらない。


やっぱり。


やっぱり、そうだったんだ。


レオ様は、ここにいる大介くんなんだ!!!!!


だってここは、配信者の部屋。


そして、レオ様の声。


賢人

すげー!


みんなちょっと感動している。


沙羅

なにここ!


大介

ちょっと、趣味でやってて。ゲームとか配信とか・・


そういうと、ちらっと彩花の方を見た。


彩花

やっぱり大介くんって


大介

そう、いちおー、レオ様って名前で、やってる、、


大介くんは恥ずかしそうに言った。

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