第9話
今日は土曜日。
朝9時に大学の正門前に集合する予定だ。
9時、5分前。
彩花は正門前に到着した。
彩花
おはよー
来ていたのは、正くん、賢人くんの2人だ。
賢人
おー!これであと2人か。
正
おはようございます・・!
彩花
あれ、あとの人たちは
前日にグループライン「仲良しB班☆」で確認したときはみんな大丈夫って言ってたけど、、
賢人
沙羅ちゃんのこと、何かきいてない?
彩花
ううん、何も
正
あ、あれ
遠くから沙羅が手を振りながらこっちに向かって歩いてきているのが見えた。
あ!
彩
さらー
手を振る。
4人が集合した。
あとは大介君だけ・・・
だけど、10分待っても20分待っても来ない。
沙羅
ライン既読にならない・・
賢人
あいつ絶対寝てんだろ。笑
沙羅
そーだね笑
賢人
先行っとこうぜー
沙羅
あ、既読になった。・・今起きたって
みんな
笑
みんなを代表して沙羅がラインで喋っている。
沙羅
・・あと30分はかかるって。
賢人
まじかー。貸して。
・・ダッシュで来い。って送っといた笑
沙羅
笑
あと30分、どうするー?
賢人
誰か一人残って先行っとく?
今日私たちがするのは、川上から川下までの地形を調べに行く。
調べるといっても、地図に貼るための写真を撮るのが主だ。
分からないことがあれば、ネットにいくらでも情報はある。
水質や、住んでいる生物など。
ということで、いまからバスに乗って川上まで行くことになっていたのだが・・・
正
あ、それか川上と川下の2つに分かれていくってどうですかね・・はやく終わりそうだし。
賢人
あ、それ良いじゃん!3人と2人に分かれてな。
沙羅
じゃあ残る人きめるー?
みんな
じゃんけん、ぽん!
~~~
決まったのは、私、彩花だ。
彩花
まじか~
賢人
どんまい笑
沙羅
じゃあ私ら先に川上のほう行っとくから~笑
彩花
えーなんか寂しい笑
沙羅
2人っきり、良かったね♡
彩
だから違うから笑
賢人・正
?
沙羅
じゃああとでね
彩花
はーい
あーあ、あと30分待つのかあ。
大介君と2人になっても別に嬉しくないし。
そのとき、スマホがブーブーっとなった。
見てみると、
大介くんから電話?!
「はい、もしもし。」
「あ。一ノ瀬ー?いまそっち向かってるから。」
「あ、うん。」
って、全然申し訳なさそうじゃないな、こいつ・・!
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