第4話

授業が終わったあと、彩花と沙羅は食堂に行った。


「私アイス食べようかなー」

と彩花。


「あ、いいね。うちも―。」

沙羅は自分のことを、うち、という。


あ。


例の四人組が食堂にいた。


「沙羅ー、あそこ座ろうよ。」


「いいよー」


彩花は無意識に近くの席に座った。


こうしてみると、目立つなあ。

キラキラオーラがあるというか。

陰キャよりは、陽キャって感じ?

非リアよりは、リア充って感じ。中でも一番明るい茶髪で、やんちゃそうな背の高い男の子。

目立つなあ。


彼の名前は、賢人。(けんと)

スポーツ万能。中高と野球部に入っていて、エースだった。大学では応援団に入った。

(応援団:何を応援するのかは知らないが、ギラギラした感じのサークル。いつもトレーニングのようなことをしている)


次に目立つのは、賢人ほどではないが、明るい髪色で毛先を遊ばせている男の子。


彼の名前は、弘輝。(ひろき)

見た目は、チャラそう。だし、整ったかわいい顔をしているので、モテそう。彼女がいる。彼女は黒髪ロングで、割と派手な服もおしゃれに着こなしている。



はじめの2人に比べると、普通な感じの男の子。大学生になっておしゃれを頑張り始めた。よくボーダーのシャツを着ている。顔はかっこいいけど、あまり目立たないので陰キャっぽい。

彼の名前は、大介。(だいすけ)

情報の授業が得意で、割と真面目。一人暮らし。ズボラなところもある。


もう一人の男の子も、明るい陰キャって感じだ。

彼の名前は、和政。(かずまさ)

よくも悪くも、アホである。いつもふざけているので、うるさい。静かな時は大体ぼーっとしていて、何も考えていない。大介と同じボーダーのシャツを着ているので、よく服が被ってしまう。


賢人

なあなあ、今日焼肉食いに行かねえ?夜


弘輝

いいね!俺クーポン持っているよ。沙耶(さや:彼女)も誘ってみよ


大介

すまん、俺今日夜予定あるんよなあ


賢人

まじかー


和政

もしかして、彼女?


賢人

うぇーい


弘輝

うぇーい


大介

違うわ(笑)


和政

じゃあ予定ってなんなん?


大介

ほら、あの、荷物が届くからさ!


賢人

えー、大介も来いよー!いっつも夜いなくねえ?


弘輝

確かに、俺まだ大介がお酒飲んでるところ見たことない。


大介

え!・・いや、そんなことないよ?


弘輝

えー、怪しいな。


和政

お前、やっぱり(笑)


みんな

うぇーい

ひゅーひゅー


大介

ほんと恥ずかしいからやめて!(笑)

じゃあ今日はいくよ!


和政

え、でも荷物はー?


大介

それは!今度!


和政

そっかあ。


賢人

イエーイ!大介に飲ませような?弘輝


弘輝

いえーい


大介

お前らまじやめろよ?(笑)

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