第36話 フフフ・・・悪かったな!俺のあそこには鍵をかけてるんだぜ!

「それじゃ、みずき、あお姉。行ってくるね。」

「行ってらっしゃい!」

「毎日電話するのよ!」

「圏外だったら・・・」

「気合いで何とかしてよ!」

「電話がダメなら大きな声でなんか言って!」

「それ俺の喉どうなってるんだよ・・・」


朝からこんなやり取りするとはカロリー使うな・・・俺の朝食の食パン半分のカロリーもう使い切ったぞ・・・


「それじゃ!行ってきます!!」


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「行っちゃったね・・・」

「ね・・・これからどうする?」

「毎日、たっくんの部屋探索しよっか?」

「エッチな本とか見つけちゃう?」


すぐさま2人は拓馬の部屋へ向かう・・・が。


「あれ、タンスに鍵?」

「この引き出しもダイヤル式!?」

「「どうすればいいの〜!!」」

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なんてことを今日の夜とかにやるんだろうな・・・(※彼女たちは俺が行った3分後にしたらしいのだが。)


「よ、賢治。お待たせ。」


そこに居たのはカバンを3つも持った賢治。そんなに何持ってくんだろ。エロ本か?


「ん。それじゃ行くか。UNOとか持ってきた?」

「おう。花札も持ってるぞ。」

「さすがだな!俺なんて、人生ゲーム、モノポリー、ドンジャラ、普通のすごろく、デュ○マ、レゴ、ジェンガ、あ、あとトランプも3種類あるぞ!」


「いや、持ちすぎだろ!!まだ時間あるから置いてこいよ!」

「え、なんでだよ。徹夜で全部するぞ?」

「しねぇよ・・・トランプ1つあれば十分。あと俺デュ○マじゃなくて遊○王派だから。」

「分かったよ・・・置いてくるわ。」


そう言って賢治は家に一旦戻って行った。あいつ、普段は面白いやつだけどこういう所があるから俺しか友達いないんだろうな・・・

ってか、途中レゴって言ってたけどテントの中で何するつもりだったんだよ・・・あれ踏んだら死人出るから。ポケモ○で言うところのまきびしだからな!


「ん、如月じゃん。おはよ。」

「朝からお前は相変わらず可愛いな・・・見ててうんざりするわ・・・」

「あの〜人の顔みてため息吐かないでくれる?しかも理由もよく分からないし・・・」


だって、イケメンと一緒にいたら相対的に俺がブサイクになるだろ?なんかももと一緒にいると俺らゴリラに見えてるんじゃねぇのかなって・・・


「で、大伴待ってるの?」

「そゆこと。」

「それじゃ、私も待とっと。」

「え?先行かなくていいのか?」


そう言うと彼女は冷めきった目でこういう。


「だってあんた。今構っとかないと、あっち行ってから構って構ってって寄ってくるじゃん・・・」


さすが俺の生態系を熟知してらっしゃる。よし、結婚するか。よしもうしよう。


「待たせてごめんな!ってももも一緒なのか?」

「おう。」

「それじゃ、行くか!」


「「おぉー!!」」


その後、賢治がバスの中で吐きそうになってたのはまた別の話・・・

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